学研の「電子ブロック」、iPadアプリ版が登場


 学研ホールディングスは、無料のiPad向けアプリ「学研電子ブロック for iPad」の配信を開始した。

 「電子ブロック」は、トランジスタやダイオードなどの電子部品が組み込まれたブロックで、電気回路が作成できる実験キット。電気回路の仕組みを学べる玩具として1960年代から販売されていたが、一時販売が終了。2002年に復刻版が発売され、さらにiPhone向けアプリとして回路を再現したシミュレーターアプリが提供されていたが、今回は、より画面サイズの大きなiPadで楽しめるアプリの配信が開始された。

 アプリでは、トランジスタ、ダイオード、コンデンサ、抵抗、ランプ、キースイッチ、導線(リード)を組み合わせて回路を作成できる。基本的な回路3種類とブロックレイアウトが用意され、すぐに楽しめる。作成したレイアウトは保存、読み込みができる。

 別アプリの「学研電子ストア」では回路図も配信される。無料の「電子ブロック for iPad 回路図(0)」のほか、「電子ブロック for iPad 回路図(1)」が230円、「回路図(2)」が4月5日まで115円で有料配信される。回路図(1)ではせん光ランプやランプの自動点滅回路など、回路図(2)ではトランジスタの増幅作用などの実験が楽しめる。これらの回路図は、iPhone版では利用できない。

(関口 聖)

2011/3/31 13:04