Francfrancコラボ第2弾となるNEC製「N-05B」


N-05B(pink)

 「N-05B」は、「Francfranc」とコラボレーションした、NEC製のFOMA端末。デザイン性や機能性のバランスがとられたスタンダードなSTYLEシリーズのモデル。6月発売予定で、価格は新規のバリューコースで5万円弱になる見込み。

 インテリア・雑貨ブランドのFrancfranc(フランフラン)とコラボレーションしたモデル。Francfrancとは2008年のN706iでもコラボレーションしていて、N-05Bはコラボ2機種目となる。

 Francfrancはブランドテーマを刷新する「リ・ブランディング」を行っていて、それに合わせての新しいコラボモデルとなる。新しいブランドテーマであるモノトーン調に合わせ、ホワイトとブラックのカラーバリエーションも用意されている。

 デザインやカラーバリエーション、内蔵コンテンツはFrancfrancが監修している。さらにFrancfrancのコンテンツサイト「Francfranc official mobile WEB」へのショートカットアイコンを待受画面にプリセットしてある。同サイトはN-05B以外でもアクセスできるが、N-05B専用のコンテンツも用意される予定。このほか、蜷川実花、マイケル・トンプソン、新田桂一らの写真もプリセットされている。

 ディスプレイ背面のサブディスプレイ窓には、左右それぞれ1つずつイルミネーションが配置されていて、リベット止めしたようなデザインとなっている。キー面のイルミネーションは、全発光だけでなく部分発光できるようになっていて、本体の傾きに連動して光らせたり、押したキーの回りが強く光るなどのイルミネーション効果が用意されている。

 カメラは810万画素のCMOSを搭載。カメラ機能は約0.8秒で起動し、撮影間隔が約1.5秒の連写「クイックショット」機能もあるなど、カメラの高速化が図られている。シーン自動認識、同時で最大5人までに対応する顔の自動レタッチ機能も搭載している。インカメラは33万画素のCMOS。撮影した写真や動画、録画したワンセグなどは、「メディアスビューア」で一括管理される。

 FOMAハイスピード(HSUPA)やGSM、GPSなどにも対応し、PRIMEシリーズに近い機能を搭載するが、重さ109gと比較的コンパクトに収まっているのも特徴。ドコモの共通プラットフォームとしてオペレーターパックを採用しているため、ソフトウェア面ではPRIMEシリーズのN-04Bなど、ほかのNEC端末とほぼ同等となっている。

 メール機能としては、作成したメールを指定した日時に送る送信予約機能を搭載する。日本語入力システムは、オペレーターパックの関係で、従来NEC端末に搭載されてきたMogic Engineではなく、iWnnとなっているが、従来のNEC端末と同様にワンタッチ入力のT9は搭載している。

 今夏モデルでドコモが実施した使いやすさ改善の施策としては、LifeKitや設定などのメニュー構成の改善、メニュー内リストでのアイコン表示、ソフトキーの配置統一、長押し機能の印字の4点すべてに対応する。

 ディスプレイは3.2インチ、480×854ドットのフルワイドVGA。有機ELのサブディスプレイも搭載する。

 W-CDMA/GSM方式に対応し、下り最大7.2Mbps、上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードをサポートする。新サービス「iBodymo」に対応。おサイフケータイやiコンシェル、オートGPSも利用できる。Bluetoothは非対応。

 大きさは108×50×13.9mmで、重さは109g。ボディカラーはpink、white、blackの3色展開。連続待受時間は約580時間で、連続通話時間は約200分。


whiteblack

 



(白根 雅彦/津田 啓夢)

2010/5/18 14:31