ドコモ、T-01Aでも緊急通報できない不具合
NTTドコモは、OSにWindows Mobile 6.1を搭載したPROシリーズの東芝製スマートフォン「T-01A」において、一部の条件で「110」「118」「119」の緊急通報ができない不具合があるとして、販売を一時停止した。既存ユーザー向けには、2月末をめどに改善ソフトウェアが提供される予定。販売再開時期は別途案内される。
今回明らかにされた不具合は、一部の条件に当てはまる場合に緊急通報用電話番号の「110」「118」「119」に接続できないというもの。電話番号の前に「184」「186」を付加した場合は接続できる。
同事象が発生する条件は、OSが(出荷時のOSである)Windows Mobile 6.1で、かつPIN1コードを有効にしていた場合。OSをWindows Mobile 6.5にバージョンアップした場合は発生しない。なお、本事象はWindows Mobileに起因するものではないと案内されている。
2月末をめどに改善ソフトウェアが提供される見込み。更新作業は、T-01Aとパソコンを接続して行う。
ドコモでは、緊急通報に接続できない不具合が「L-02B」で確認されたことを受け、すべての携帯電話で点検を実施。その結果、「T-01A」で同様の事象が確認されたとしている。ユーザーからの申告件数は0件。今回の不具合の対象となる台数は約2万9000台。T-01Aの販売台数は約5万台。
なお、ソフトバクモバイルはT-01Aと同等のハードウェアスペックを持つ「X02T」を販売しているが、OSのバージョンがWindows Mobile 6.5であることなどから、T-01Aのような事象は発生しないとしている。
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2010/2/18 19:12