KDDI、「携帯からのテレビ懸賞応募」で実証実験


 KDDIは、富山県のチューリップテレビ、フィックスと協力し、チューリップテレビの懸賞CM企画で実証実験を行う。

 今回の実証実験は、9月19日12時放送の番組(開運!なんでも鑑定団)内の懸賞付きCMで行われる。テレビで懸賞に応募するためのクイズを放送し、携帯電話やパソコンで応募できるようにしながら、応募を受け付けるサーバーでは、アクセスが集中し過ぎないよう監視しておく。負荷をチェックしながら、視聴者からの登録ができるようになると携帯電話・パソコンに通知して応募を促す。

 サーバーへの負荷軽減対策として実験が行われ、KDDIとKDDI研究所が開発した「スムースアクセスシステム」が利用されている。同技術では、ユーザーがリクエストしたWebページにアクセスするとき、Webサーバーの処理能力・混雑状況を元に、各ユーザーの待機時間を算出する。携帯電話向けサイトではFlash Liteを、パソコン向けサイトではJavaScriptを使って、待機時間が経過すると「応募可能」とユーザーに通知する。

 KDDIでは「アクセスが集中しても確実に応募できる。番組提供側にとってもシステムダウンの心配がなくなる」としている。

 



(関口 聖)

2009/9/17 14:58