ドコモ、Googleケータイ「HT-03A」を10日に発売


 NTTドコモは、OSにAndroidを搭載したHTC製のスマートフォン「HT-03A」を7月10日に発売する。

HT-03A ホワイトブラック

 「HT-03A」は、OSに国内初となるAndroidを採用したHTC製のストレート型FOMA端末。Androidはグーグルが中心となって開発されているOSで、「HT-03A」では「Google 検索」に加えて、「Google マップ」、電子コンパス連動の「Google マップ」のストリートビュー、「Gmail」、「YouTube」といったGoogleの各種のサービスを利用できる。Gmailの新着メールを自動で受信できるほか、画像共有サイト「Picasa」への画像アップロード、「YouTube」でのビデオ共有といった利用も可能。

 アプリケーションが配信される「Androidマーケット」では、便利ツールやゲームなど随時追加されている各種のアプリケーションをダウンロードでき、端末のカスタマイズが可能。コメントや人気アプリの検索も行える。有料アプリはグーグルが用意している決済サービス「Google Checkout」を利用する。

 端末はフルタッチ操作でキーボードを搭載しないタイプ。ポインタはトラックボールで操作でき、地図やWebサイトのスクロールにも対応する。無線LAN機能はIEEE802.11b/gで、GPS、Bluetoothもサポートされる。端末を向けた方向の星座が確認できるGPS・電子コンパス連携アプリ「ポケット羅針盤」が搭載されている。

 メインディスプレイの大きさは約3.2インチ、320×480ドット(ハーフVGA)、6万5536色表示のTFT液晶。カメラはオートフォーカス対応の約320万画素CMOSカメラ。外部メモリとして、4GBまでのmicroSDHCカードが利用できる。

 主な対応サービスは、海外対応のGPS機能、ミュージックプレーヤー機能、WORLD WING(3G+GSM)、電池残量の細分化、ソフトウェア更新(自動更新は非対応)、7.2MbpsのFOMAハイスピードなど。iモード、iアプリ、着うたなどiモードの各種サービスには対応していない。パソコンと接続してのデータ通信も非対応。

 連続待受時間は3Gで約210時間、GSMで約140時間。連続通話時間は3Gで約240分、GSMで約260分。大きさは約113×56×14mmで、重さは約123g。ボディカラーはホワイト、ブラックの2色。

 



(太田 亮三)

2009/7/1 15:40