ニュース

Androidが日本に上陸して10年、7月10日は「HT-03A」発売の日

 日本国内初のAndroid搭載スマートフォン「HT-03A」が発売から10年を迎えた。

「HT-03A」

 「HT-03A」は、「ケータイするGoogle」をキャッチコピーとした、日本国内で発売された初めてのAndroidスマートフォン。最先端の機能をいち早く体験できるというコンセプトの「PROシリーズ」(当時)に位置づけられたモデル。登場時の一括価格は約6万円台であった。

 Androidが日本に上陸して10年が経った現在ではあたりまえのように利用できる「Google 検索」や「Google マップ」、電子コンパス連動の「Google マップ」のストリートビュー、「Gmail」、「YouTube」といったGoogleの各種サービスを利用できることが特徴。

 Gmailのプッシュ受信や、「YouTube」でのビデオ共有といった利用も可能。また、タッチパネルに加えてトラックボールを搭載し、直感的な操作で快適なインターネットブラウジングなどが行える。

 なお現時点では、本機種を最後にドコモからHTC製のAndroidスマートフォンは発売されていない。

 「HT-03A」から10年を経て、現在の“グーグルスマホ”である「Pixel 3」を見ると、Androidのバージョンが1.5→9、ディスプレイサイズが約3.2インチ→約5.5インチ、バッテリー容量は倍以上に増加。さらにPixel 3にはグーグルのAI技術を用いたカメラも搭載されており、ハードだけではなく、ソフトウェアとの組み合わせでの進化を遂げている。

「HT-03A」と「Pixel 3」の主な仕様
HT-03APixel 3
チップセットQualcomm MSM7201AQualcomm Snapdragon 845
動作周波数528MHz、シングルコア2.5GHz+1.6GHz、オクタコア
RAM192MB4GB
ストレージ512MB64GB
外部メモリ
OS(発売時)Android 1.5Android 9
ディスプレイ約3.2インチ、TFT
320×480ピクセル
(ハーフVGA)
約5.5インチ、有機EL
2160×1080ピクセル
(フルHD+)
バッテリー容量1340mAh2915mAh
外部接続端子HTC ExtUSB
(mini-USB上位互換)
USB Type-C
アウトカメラ310万画素(記録)1220万画素
インカメラ800万画素
無線LANIEEE 802.11b/gIEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth2.0+EDR5.0
最大通信速度下り7.2Mbps、上り384kbps下り794Mbps、上り75 Mbps
大きさ約113×56×14mm約145.6×68.2×7.9mm
重さ約123g約148g
防水・防塵IP68