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アップルが「AirPods 5」発表、業界最高クラスのANCを搭載

 米アップルは、新型の「AirPods 5」を発表した。あわせて9月10日(日本時間)に開催されたイベントにおいて、AirPods全ラインナップにアクティブノイズキャンセリング(ANC)を標準化する方針が発表された。

 多くのユーザーに愛されているオープンイヤーフィットを継承しながら、内部から一新され、2つのモデルが展開される。

新しいアコースティック・アーキテクチャがもたらす音質のアップデート

 AirPods 5は、従来のオープンイヤーフィットという外観はそのままに、内部の音響構造をゼロから再設計している。新しいマルチポート・アコースティック・アーキテクチャと、次世代アダプティブEQの組み合わせにより、より幅広い耳の形状に対応した豊かでディテール豊かなサウンドを実現した。

 これにより、パーソナライズされた空間オーディオ体験がより没入感のあるダイナミックなものになり、まるで音楽に包み込まれているような感覚を提供する。

業界最高クラスのANCを標準搭載

 今回の最大のハイライトは、オープンイヤー設計でありながら強力なANCを搭載した点だろう。新しい音響アーキテクチャと高度な計算オーディオの恩恵により、AirPods 5は前世代比で50%もノイズ低減性能が向上している。アップルはこれを「オープンイヤー設計における業界最高のANC」と位置づけている。

 ANCと合わせて、トランスペアレンシーモード(外音取り込みモード)もさらに自然に進化した。

 周囲の音や人の声を容易に聞き取ることができ、対話しながら周囲の状況を把握する場面で快適に使える。

 さらに、アダプティブオーディオ機能により、背景ノイズの状況に応じてANCとトランスペアレンシーモードを自動的に切り替えてくれるため、ユーザーが手動でモードを変更する手間は不要という。

Apple IntelligenceとSiri AIのシームレスな延長

 AirPods 5は単なるオーディオデバイスにとどまらず、iPhone上のApple Intelligenceとシームレスに接続される。新しいSiri AIへのハンズフリーアクセスが可能で、AirPodsを装着したまま音声でさまざまな操作を行える。

 また、昨秋にローンチして以来大きな人気を集めているライブ翻訳機能も引き続き搭載されている。

 iPhoneと組み合わせることで、周囲の人と会話しながらリアルタイムで翻訳を利用でき、異なる言語を話す人々とのコミュニケーションを支援する。Apple Intelligenceの力を活用しながらも、周囲の人とその場に居合わせる体験を損なわない設計が特徴となる。

耐久性の向上

 AirPods 5は、耐久性も大幅に強化されている。雨、汗、ほこりに対する耐性が向上しており、日常的な使用はもちろん、運動時や屋外での使用にもより高い信頼性を提供する。

2つのモデル展開

 AirPods 5はやや機能、付属品が異なる2モデルでの展開となる。標準モデルが2万3800円から、ワイヤレス充電ケース付きモデルが2万7800円からとなる。

 標準モデルのAirPods 5は、ANCオンの状態で最大4時間の連続再生が可能である。小型の充電ケースと組み合わせることで、総再生時間は最大20時間に達する。価格は前世代のANC非搭載モデルと同額。ANCを新たに標準化しながら価格を据え置くことで、アップルは「極めて価値のある提供」としている。

 ワイヤレス充電ケース付きモデルは、標準モデルのすべての機能に加えて3つの追加機能を備えている。

 この形状のAirPodsとして初めてとなるステム(軸)上のボリュームコントロールが搭載された。AirPods Proですでに好評を博している機能で、ステムを上下にスワイプするだけで音量を調整できる。一度使うと手放せない機能として紹介されている。

 さらに再設計されたバッテリーセルにより、ANCオンの状態で最大5時間の連続再生を実現している。標準モデルよりも1時間長く、同じデザインの中により多くのエネルギーを詰め込む技術的進歩を示している。

 ワイヤレス充電ケースが付属し、Apple Watch充電器およびQi充電器に対応している。

 両モデルとも発表日である即日から予約受付が開始されており、店頭での販売は9月18日に開始される予定となる。