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ペアーズ、ハイブリッド型マッチング「ペアーズイベント」を開始

 エウレカは、マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」の新サービスとして、オンラインとオフラインを融合したハイブリッド型マッチング「ペアーズイベント」を開始した。ペアーズのアプリ内で気になるイベントを予約し、リアルな体験を通じて参加者同士が交流できる。

ピックルボールワン 代表取締役 熊倉周作氏、エウレカ 代表取締役CEO 山本竜馬氏、エウレカ 事業開発部 部長 本多由美氏

若年層の出会いの変化と見え隠れするハードル

 近年、若年層の出会いの場が職場や学校からマッチングアプリへと移行している。こども家庭庁の調査では、既婚者のうちマッチングアプリをきっかけに出会って結婚した人の割合は25.1%(4人に1人以上)に達した。ペアーズの累計登録数も2026年4月時点で2700万を超えており、コロナ禍以前と同等の成長を見せている。

 その一方で、マッチングアプリの利用に踏み出せない層も少なくない。ペアーズの調査では、「いきなり1対1で話しにくい」「プロフィールで自分を伝えるのが難しい」「よく知らない場所での『はじめまして』に抵抗がある」といった心理的な壁が浮き彫りになった。

 エウレカ代表取締役CEOの山本竜馬氏は、「出会いに行く」のではなく、「楽しむためにイベントに参加する」と言える場を用意したと語る。共通のテーマで楽しむ体験を提供することで、結果としての出会いが生まれる設計を目指したという。

エウレカ 代表取締役CEO 山本竜馬氏

アプリ体験とリアルな場をシームレスに接続

 ペアーズイベントは、アプリ上でイベントを探して予約や決済を行い、当日は会場にてQRコードでスムーズにチェックインできる仕組み。イベントの参加者は本人確認済みのペアーズユーザーに限られるため、安心して参加できる空間を担保している。

 最大の特徴は、連絡先交換の心理的負担を軽減する「あとでマッチ」機能。イベント終了後には、参加者一覧がアプリ上に表示され、気になった相手に1週間限定で無料の「メッセージ付きいいね」を送信できる。

 事業開発を担当する本多由美氏は、「従来型のイベントでは、その場で連絡先を聞き出せないことで終わってしまうという心理的負荷があった」と語る。連絡先交換に伴うコミュニケーションの摩擦を減らすため、イベント参加者の一覧をアプリ上で確認し、気になった相手に「いいね」を送れる設計を採用したと説明する。

エウレカ 事業開発部 部長 本多由美氏

ピックルボールなど多彩な体験を用意

 イベントのテーマは幅広い。ピックルボールやモルックといった新興スポーツから、カラオケ、水族館、夜の遊園地(東京ジョイポリス)、さらに都市伝説などさまざまな企画を提供する。参加者は共通の関心事を通じて、自然な会話のきっかけを得ることができる。

 サービス開始を記念し、8月22日と23日には東京都大田区の「EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)」でピックルボールワンと共同で「Let's Play Pickle」を開催する。

 ピックルボールワン代表取締役の熊倉周作氏は、ピックルボールについて、上手い人が楽しいスポーツではなく、初めての人が楽しいソーシャルスポーツだと語る。プレー中に自然と会話が生まれ、実力差がつきにくいため初対面同士でも一緒に楽しめるという。

ピックルボールワン 代表取締役 熊倉周作氏

好調なテスト結果と今後の展開

 ペアーズイベントは正式開始に先立ち、2026年2月~7月にテストマーケティングを実施した。この期間中に204回のイベントを開催し、8882名が参加したという。平均予約率は93.6%に達し、体験後の再参加意向も72.5%と高い評価を得た。

 今後はイベントの開催ジャンルをさらに拡大していく。スポーツや趣味にとどまらず、男性限定の自分磨きワークショップなどへの展開も計画している。また、イベント開催企業との連携を強化し、開催エリアや頻度を全国へ広げていく方針を示した。