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Nothing、新型イヤホン「Ear (3a)」を発売 AI録音・文字起こし対応で新色ピンクも登場

 Nothingは、新型の完全ワイヤレスイヤホン「Ear (3a)」を発売した。これまでのイエローなどに加え、新色としてピンクを用意したほか、イヤホン本体への録音機能やAIによる文字起こし機能を搭載した。価格は1万5800円。

若年層に向けた新デザインとAIへの入り口

 Nothingのオーディオ製品において、Aシリーズはフラッグシップモデルの下に位置づけられるミドル帯の製品。今回のEar (3a)は、若年層をターゲットにファッションアイテムとしても楽しめるよう、マゼンタに近い色味のピンクを新色として追加した。従来のEar (a)で採用されたイエローや、定番のホワイト、ブラックと合わせて4色展開となる。

 より多くの人に対応できるよう、付属するイヤーピースの大きさも増やした。本体に装着されているMサイズ、従来付属していたL/Sサイズに加え、より小さいXSサイズも同梱する。

 ケースデザインも前モデルの四角い形状から変更し、全体的に丸みを帯びた意匠を採用。内部のイヤホン収納部も丸く設計し直しており、コンパクトな外観に仕上げている。

Ear (a)とEar (3a)。ケースの大きさはほとんど変わらないが、角がさらに丸くなったことでコンパクトな印象に

 Nothing Japan代表の黒住吉郎氏は、「イヤホンやスマートフォンがAIを利用する際の最初のインターフェイスになる」と語る。その戦略の第一歩として、AIをより身近に活用できる録音機能や文字起こし機能をEar (3a)に統合したという。

Nothing Japan 代表 黒住吉郎氏

オンライン会議に対応する録音機能

 Ear (3a)の最大の特徴は、イヤホン本体に保存メモリーを内蔵し、音声を記録できるサウンドキャプチャー機能を追加した点。両耳のイヤホンの端を同時につまんで長押しする(アクションは変更可能)と録音が始まり、オンライン会議や通話、音楽などのメディア音声を保存できる。

 オンライン会議や通話は、1回のセッションで最大2時間までの録音が可能で、音楽などは最大60秒まで。録音データは専用アプリ「Nothing X」へ転送して管理できる。なお、イヤホンのマイクを使って外部の環境音を直接拾うことはできず、対面での会話やオフラインの会議の録音には使えない仕様。また、オンライン会議などの録音時は、録音を始める旨を通知するアナウンスが入る。

 アプリへ転送した録音データは、AIを用いて文字起こしや要約ができる。文字起こし処理には、高精度かつ高速なクラウド型の「プロモード」と、無料のローカル処理モード(高精度/高速)を用意。プロモードはEar (3a)の購入後最初の3カ月間は無料で提供し、月々120分まで利用できる。無料期間終了後は有料となる。ローカル処理モードは無料で使い続けられるが、クラウド型と比較すると精度や処理速度に制限が生じる。

表現力を増したドライバーと自由度の高いEQ

 オーディオ性能も基礎から見直した。搭載するドライバーの口径を前モデルの11mmから12mmへ拡大し、特に低音域の表現力を大幅に引き上げた。ノイズキャンセリング機能は最大45dBという数値を維持しつつも、低音域や中音域の消去アルゴリズムを改善したことで、全体として約17%効きが良くなったという。

 音質を自分好みに調整できるイコライザー(EQ)機能も進化した。簡単に音質を変更できる簡易設定モードに加え、8バンドで詳細に数値を調整できるモードを搭載。

 さらに新機能として、Nothingスマートフォンのカメラのフィルター機能のように、プロのDJやクリエイターが作成したEQプロファイルをダウンロードして適用できる。ユーザーは好みのアーティストの音作りを手軽に再現して楽しめる。