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CIO、国産充電器プロジェクト「NovaPort III」など新製品を多数発表 5日まで原宿でイベント開催
2026年7月1日 16:10
CIOは1日、新製品発表会を開催し、今後の製品展開について発表した。モバイルバッテリーの劣化状態を可視化する新機能の標準搭載や、資格不要でモジュールを付け替えられる壁コンセント「Polaris WALL」などを秋頃より順次展開する。
「3つの安全設計」で使い続けた先の状態を可視化
CIO代表取締役の中橋翔大氏は、モバイルバッテリーについて、長期間使い続けた際に発火や膨張などのリスクを伴うデリケートな性質がある点を指摘。2025年に半固体電池を用いた製品をリリースしたものの、約300回の使用で劣化が進行するバッテリーの状態は、外観から判断しにくいという課題があった。
そこで同社は、今後の全ラインナップにおいて「3つの安全設計」をテーマとした状態可視化機能を標準搭載する方針を明らかにした。具体的には、TFTディスプレイを通じて、現在のバッテリーの健康状態(劣化度)、これまでの充放電サイクル回数、内部における異常発熱の有無という3つの指標を明示する。
これらの情報をユーザーへ届けることで適切な買い替え時期を促し、重大事故を未然に防ぐ安全性の向上を図る。
この新機能を搭載した第1弾製品として、3つのモバイルバッテリーを発表した。液晶を備えた「SMARTCOBY Ex06 Built in CORD REEL」や、厚さ6.88mmのステンレス筐体を採用した薄型モデル「SMARTCOBY ULTRA SLIM SS5k」、「Mate Powerbank005」の3製品をラインアップする。
資格不要で拡張できる壁コンセント
電源インフラのアップデートとして、モジュール式の壁コンセント「Polaris WALL」を発表した。
通常、壁のコンセントを交換するには電気工事士の資格が必要となるが、「Polaris WALL」は初回のベース部分の取り付けのみ有資格者が行う仕様とした。
以降はユーザー自身で、USB Type-Cポートを備えたユニットや、マグネット式のワイヤレス充電パッド、コードリールなどのモジュールを自由に着脱して機能を拡張できる。
「Polaris WALL」ラインナップの第1弾は秋頃のリリースを予定している。一般家庭での利用に加え、ホテルチェーンやコワーキングスペースへの導入に向けた協議も進めているという。
パーソナライズ充電器や多彩な利用シーン向けの新製品
個々のユーザーの利用スタイルに合わせた充電器の新シリーズとして「NovaPort III」を発表した。専用アプリと連携し、フルパワーモードやセーフティーモードなど出力設定をカスタマイズできるほか、本体の液晶表示の有無も好みに応じて変更できる。
また、生活のあらゆるシーンに展開する製品群も公開した。コンセントに挿して常夜灯として使いつつ、災害時などには取り外してモバイルバッテリーとしても機能する「CIO FootLight」、コードリールを内蔵した旅行用のトラベルアダプター、車のシガーソケットを自在に拡張できる車載用モジュールなど、多様なニーズに応える製品を順次投入する。
中橋氏は、「市場シェアや売上高を追うのではなく、日常にワクワクを届けることを目指す」と語り、今後も新たな挑戦を続ける姿勢を示した。
国産充電器プロジェクトの課題はコストと品質のバランス
発表会には、YouTuberのイチケンが登壇。「国産充電器プロジェクト」について、トークセッションが行われた。
プロジェクトに回路や熱設計の観点から携わるイチケンは、国内部品を採用する品質面のメリットを評価しつつも、「価格がどのくらい響いてくるか。国産としての価値とコストのバランスをしっかり取った上で、ユーザーに届けていかなければならない」と課題を指摘する。
現状、設計の見直しや協力企業への働きかけにより、日本部品の採用比率は約59.6%まで向上した。パートナー企業として、組み立てを担うアサヒ電子や、部品供給でKOAなどの名が挙がっている。
国内製造へ切り替えることで、従来の生産体制と比較して製造コストが高騰する懸念がある。単に価格が上がるだけでは消費者の理解を得られないため、「熱を持たない」「長期的なサポートが受けられる」といった、明確なユーザーメリットを提示していく方針を示した。
2日から原宿でポップアップショップ開催
7月2日~5日まで、東京・原宿の「LIFORK HARAJUKU」でポップアップストアを開催する。発表された新製品や、「国産充電器プロジェクト」などが展示され、実際に手にとってみることもできる。
トークセッションのゲストには、伊織もえが登壇。ポップアップストアで提供する限定特典や、新たにオープンする併設カフェの詳細を語った。
ポップアップストアは毎日11時~19時に営業し、19時以降は抽選で当選したユーザー向けのオフ会が開催される。
来場者にはもれなく記念ステッカーを配布するほか、手持ちの同社製品を持参したユーザーには特製ポーチがプレゼントされる。また、会場内で6000円以上の製品を購入したユーザーには、充電ケーブルやモバイルバッテリーをすっきりと収納できるオリジナルポーチを贈呈する。
さらに、同じく6000円以上の購入で回せる限定カプセルトイも用意。このカプセルトイには、10周年記念ロゴがプリントされたミニチュアサイズの充電器や、モバイルバッテリーのパープルエディションなど、精巧なミニチュアアイテムをラインアップした。
会場内には「CIOカフェ」を併設し、ドリンクを提供する。伊織もえとのコラボレーションによる青色のスペシャルドリンク(特製ステッカー付き)のほか、コーポレートカラーにちなみ、紫芋(ウベ)を使用した紫色のオリジナルドリンクも販売する。
会場の一角には伊織もえが普段愛用している同社製品を展示するコーナーも設け、ファンにとって見逃せない内容となっている。
今回のイベントにあたり、同社は大阪から約40名のスタッフを東京に動員しており、ユーザーとの直接的なコミュニケーションに並々ならぬ情熱を注ぐ。中橋氏は「製品の販売だけでなく、来場いただいた皆さまと直接お話しできる空間にしたい」と語り、10周年の節目にかける強い思いを滲ませた。





























