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楽天がプロ野球「AI解説者」今季ベータ提供へ、選手なりきり体験なども

 楽天は22日、東京ドームで「楽天スーパーナイター」(東北楽天ゴールデンイーグルス対埼玉西武ライオンズ戦)を開催した。会場では、AI技術を使ったプロ野球選手体験や、開発中の「AI解説者」のデモが披露された。

廃プラをショッパーへ、循環型社会に向けたエコ施策

 楽天は、本日の「楽天スーパーナイター」から、「楽天イーグルス循環型ショッパー」の販売を開始する。

楽天イーグルスアンバサダー 銀次氏と岡島豪郎氏

 これは、2025年9月から「ヴィッセル神戸」が実施している取り組み。不要になった包装プラスチック袋を回収し、リサイクル素材として活用することで、新たなショッパーへと生まれ変わらせる。

 環境への配慮として、スタジアムに回収ボックスを設置するエコ施策を進めている。

AIがオリジナル応援歌を生成、選手になりきる体験

 ブース「THE NEXT BATTER」では、生成AIを活用して、自身がプロ野球選手としてグラウンドに立っているかのような体験ができる。

 体験の流れとして、まず参加者のコンディションチェックを実施する。睡眠の質や直近の食事内容、現在の体調といった項目を確認する。続いて、写真撮影を行い、これらの情報をもとに、AIが参加者オリジナルの演出と応援歌を生成する。

タブレットでニックネームや背番号の入力、質問に回答する
横のボックスで撮影

 バッターボックスに立つと、「楽天モバイルパーク宮城」を背景にしたプレイボールの演出が楽しめる。体験後には、記念としてオリジナルのトレーディングカードが1枚プレゼントされる。

ユニフォーム姿や応援歌が生成される
最後にカードがプレゼントされる

データにもとづいて自動生成する「AI解説者」

 「Rakuten TV」が提供する「Rakuten パ・リーグSpecial」のブースでは、開発中の「AI解説者」のデモ動画を披露。

 「AI解説者」は、「More Fun & Deeper(より楽しく、より深く)」をコンセプトに掲げる。一球ごとに送られてくる試合データをAIが監視し、事前に設定したルールにもとづいて、解説テキストを自動生成して投稿する仕組み。

 具体的な解説では、単なる打率の提示にとどまらず、直近6試合の打率が3割5分、得点圏打率が4割以上といった詳細な数値を示す。投手の場合も投球割合などのデータを交えて解説する。

 画面構成は、パソコン版では左側に試合映像、右側に「AI解説者」のタブを配置してチャット感覚で閲覧できるようにした。モバイル版では上部に映像、下部にテキストが表示される。

状況別成績
選手コンデション
相性分析
投球割合

元プロ野球選手も驚く詳細な数値データ

 デモ動画を見た楽天イーグルスアンバサダーの銀次氏は、「数字的なところは解説時に忘れがちだが、そこをしっかり伝えてくれるのは非常に楽になる」と語る。一方で「選手の目や心といったデータに現れない部分は、自分たちがしっかり見て伝えていく必要がある」と述べ、将来的な活用方法について話した。

 同じくアンバサダーの岡島豪郎氏は、「直近の成績がパッと出るのは非常にいい。解説しながらこれを見て、数字を参考にすることもあると思う」とした。また、今後の要望として「球場との相性や、対左投手、ナイターとデーゲームの違いなど、さらに細かいデータが出ると面白い」と語った。

銀次氏と岡島豪郎氏

今シーズン中にベータ版を提供、来季本格始動へ

 今後のロードマップとして、まずは今シーズン中にベータ版をリリースする。実際のユーザーに体験してもらい、フィードバックを収集する計画。得られたデータをもとに機能のブラッシュアップを図り、来シーズンの本格リリースを目指すという。

台湾から「Rakuten Girls」も来日し、パフォーマンスを行った