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「dバリューパス」リニューアルの効果はどれほど? 特典内容や契約者の動向、ドコモ経済圏への影響を担当者が語る

 NTTドコモは、3月1日に「スゴ得コンテンツ」を「dバリューパス」にリニューアルした。月額料金は550円。

 従来はドコモユーザー向けのオプションという印象が強かったが、今回は「ドコモユーザー以外も対象」と広くアピールし、ユーザーへの特典提供にとどまらない、さまざまな特典が提供されている。

 リニューアルから約1カ月経った現在、どのような反応があったのか? 担当者が特典の内容や契約者の動向などを語った。

ユーザーから「毎日アプリを開くのが楽しみ」

 「dバリューパス」は、月額550円で入会できるサブスクリプションサービス。街中のさまざまな店舗で利用できるクーポン券が配布されたり、dポイントが通常より多く獲得できたりする。

 また、大きな特徴の1つとして、モバイルバッテリーのシェアサービス「CHARGESPOT」特典があり、dバリューパス契約期間中は、全国にあるCHARGESPOTが使い放題で利用できる。テーマパーク内のスポットなど一部対象外の拠点はあるが、たとえば、モバイルバッテリーを12時間借りた場合、通常640円かかる料金が無料となるので、これだけで元が取れる計算になる。

 ユーザーからは、「毎日クーポンやd払いの抽選があるので、アプリを毎日開くのが楽しみになっている」という声があるという。

 また、CHARGESPOTのアプリ経由でdバリューパスを契約するユーザーのうち、20代が41.3%を占めており、ドコモ執行役員コンテンツサービス部長の宮原さおり氏は「若い世代のライフスタイルにも寄り添えている」と話す。モバイルバッテリーについては、重量だけでなく航空機内での利用が制限されるなどのデメリットもある。わざわざモバイルバッテリーを持ち運ばず、旅先で必要なときにモバイルバッテリーを都度借りる、という使い方もできる。

ドコモ執行役員コンテンツサービス部長の宮原さおり氏

4つの特典

 dバリューパスでは、「クーポン特典」、「dポイント特典」、「CHARGESPOT特典」、「エンタメ特典」の4つを大きな軸として提供している。

 クーポン特典では、大手コンビニ3社のクーポン券を獲得できたり、毎週金曜日に人気商品が抽選で当たったりする特典を用意している。また、TOHOシネマズやイオンシネマで利用できる500円割引クーポンや飲食店などで利用できる900以上のクーポンをラインアップしている。宮原氏は、全国の映画館の約8割で利用できることや、幅広いジャンルのクーポンをラインアップしていることがdバリューパスの強みだと指摘する。

 dポイント特典では、「発送日が5日または6日」の注文限定で、dポイントが最大5倍還元される特典を用意している。具体的には、アカウント連携で1%還元されるが、dバリューパス契約者は対象の買い物で+2%、ドコモ経由でAmazonプライムを契約するユーザーは+2%で合計最大5%が還元される。

 ポイント特典では、このほかd払い利用時に最大700ポイントが当たるボーナス特典や、dショッピングでの特典が提供される。

 CHARGESPOT特典は、全国約5万5000台設置されているモバイルバッテリーが、契約期間中利用回数の制限なしで無料で利用できる。携帯キャリアのサービスではドコモが独占しているといい、旅行で荷物を少なくしたい場合や、日々の暮らしでモバイルバッテリーを忘れてしまった場合など、さまざまなシーンで利用できる。

 エンタメ特典では、dアニメストアやdブックなどで利用できるクーポンやポイント特典を用意している。

4月からタワレコとエアトリで特典提供

 4月から「タワーレコード」と「エアトリ」のオンラインサービスで特典の提供が開始される。

 タワーレコード オンラインでは、4月15日から1000円以上の買い物で利用できる220円割引クーポンが配布される。このクーポンは送料相当額であり、宮原氏は「CD1枚から気軽に買い物を楽しんで欲しい」とコメントする。

 「エアトリ」では、国内航空券とホテルのセット予約で最大4万円割引になる特典を提供する。

 なお、ドコモMAXやahamoなど対象の料金プランを契約するユーザーを対象に新規入会特典を提供している。dバリューパス入会で、最大2カ月間毎月550ポイントが進呈される。初月無料特典と組み合わせると、最大3カ月間実質無料でdバリューパスを利用できるようになる。

決済は確実に増加、契約数維持もねらい

 dポイントやd払いによる特典が拡充されたdバリューパス。宮原氏によると、実際にd払いやdポイントの利用回数、利用額ともに増加しているといい、ほかのサービスとの相乗効果も高まってきていると話す。

 特典内容の選定では「利用シーンの広さ、日常性を徹底的にこだわった」と説明。さまざまなコンビニや飲食店を特典のラインアップに加えたのも、多くのユーザーが生活動線上で使えるようにするためだ。これらのdバリューパス特典とdポイント、d払いによる好循環に加え、ポイ活プランなど料金プランによるお得感を総合して、ドコモ経済圏の発展を狙っていくとみられる。