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Androidスマホがギターアンプになるアプリ「AmpliTube UA」提供開始

5月発売の「iRig UA」と連携、遅延を気にせずプレイ可能に

 IK Multimediaは、Androidスマートフォン向けのアプリ「AmpliTube UA」の提供を開始した。利用料は無料。アプリ内課金でアンプなどのバリエーションを追加することもできる。同アプリは、ギター・ベース用インターフェイス「iRig UA」と組み合わせて利用する。「iRig UA」は5月に発売予定。オープン価格で、販売予想価格は1万3500円(税抜)。

Android用アプリ「AmpliTube UA」とインターフェイス「iRig UA」

 「iRig UA」とAndroid用アプリ「AmpliTube UA」は1月に概要を発表済み。今回、アプリの提供開始とともに、「iRig UA」の国内での発売時期と価格が明らかになった。なお、同様の製品のiOS版はすでに提供されている。

「AmpliTube UA」

 「AmpliTube UA」は、ギターやベースを接続した「iRig UA」と連携し、ギター・ベース用アンプを再現するアプリ。3つのストンプ・エフェクトとアンプ、キャビネット、マイクのモデルを組み合わせて好みのトーンを作れるほか、iOS版に先駆けて、アンプの後にストンプ・エフェクトを配置する仕様も実現されている。

 「AmpliTube UA」には5種類のアンプ、9種類のストンプ・エフェクト、4種類のキャビネット、2種類のマイクを搭載。アプリ内課金により、エフェクトやアンプのモデルを追加でき、FenderやOrange、Ampeg、Soldanoなど著名ブランド公認のモデルやアーティスト認定コレクションなど、22種類が用意されている。

モデルの配置
無料で利用できるアンプなど
アプリ内課金で追加できるエフェクトやアンプのモデル、22種類

「iRig UA」

 「AmpliTube UA」が対応するギター・ベース用インターフェイス「iRig UA」は、24bit 44.1/48kHz対応のA/Dコンバーターやプリアンプ、DSPを内蔵している。ハードウェアで実際の信号処理を行うことで、アプリ側での処理や負荷が軽減し、Androidスマートフォンでの対応で課題だったレイテンシーも約2msにまで抑えられている。

 「iRig UA」にはギター・ベースの入力端子のほか、ヘッドホン出力とAUX入力端子も装備されている。AUXに伴奏トラックなどを入力すれば、楽曲に合わせた演奏が可能になる。

 「iRig UA」の対応端末は、Android 4.2以降でUSB OTG(ホストモード)に対応するスマートフォンと、幅広いモデルがサポートされている。

太田 亮三