ニュース

LINE Payがいよいよスタート、まずはLINEウェブストアで

 LINEは、決済サービス「LINE Pay」の提供を開始した。銀行口座やコンビニでチャージ、あるいはクレジットカードを登録してショッピングに利用できる。まずはLINEウェブストアで利用できる。

 「LINE Pay」は、LINEユーザー向けに提供される決済サービス。当初、利用できるのはLINEウェブストアとなり、LINE関連の有料コンテンツを購入する際の支払いに利用できる。サービス対応にあわせたキャンペーンとして、LINE Pay経由でチャージすると最大25%のボーナスがつく。

 今後はデリバリーサービス「LINE WOW」、今後導入されるタクシー配車サービス「LINE TAXI」、外部の通販サイトとの連携がスタートする。将来的には、リアル店舗でも利用できるよう、LINEでは加盟店の拡大に取り組む。

加盟店手数料

入金・送金・出金が可能

 LINE Payの機能として、入金(チャージ)および決済、他のユーザーへの送金、そして銀行口座への出金が可能。

 入金は、銀行口座振替、コンビニ、Pay-easyから行える。クレジットカードは決済のみに利用でき、送金やチャージには利用できない。

入金手続き

 他のユーザーへの送金は、そのユーザーがLINE Payを使っている必要がある。金額を指定し、メッセージを添えて送金できる。割り勘機能も用意され、一緒に食事した友人のアカウントを選び、金額を入力すると、1人あたりの金額が算定され、メッセージとともに送金を依頼できる。

送金
割り勘機能

 出金する際は、LINE側からユーザーの銀行口座へ振り込みする形となり、全国のほぼ全ての銀行への出金が可能とのこと。銀行間取引になるため、手数料216円(税込)がかかる。

出金

不正対策

 本人確認を終えていない状態では、入金と決済のみ利用でき、送金や出金はできない。本人確認は、氏名や住所の登録、運転免許証か健康保険証の確認、あるいは提携銀行(三井住友銀行、みずほ銀行)のネット講座との連携で行われる。

本人確認

 本人確認前はチャージ残高は最大10万円となるが、確認後に制限はない。またLINEそのものとは異なる、7桁の数字のパスワードも必要。こうした仕組みが、不正利用対策となっている。

 利用規約には「LINE Cash」「LINE Money」という電子マネーを利用することが案内されているが、LINEによれば、前者は本人確認を終えていない状態で利用するサービス、後者が本人確認を終えてから利用するサービスになる。

関口 聖