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薄さ5.8mmの最新スマホ「Galaxy S25 Edge」グローバルで発表、AI機能と高性能を両立したスリムフラッグシップ
2025年5月13日 10:21
サムスン電子は、Galaxy Sシリーズの最新モデルとして、薄さ5.8mmのAndroidスマートフォン「Galaxy S25 Edge」を発表した。5月23日に発売される。日本で発売される予定はない。
最大の特長は、薄さ5.8mm、重さ163gというボディ。これまでにない薄さ、軽さに仕上げるために、サムスンの技術陣は内部コンポーネントを一から設計し直した。特にカメラの内部コンポーネント、全体の形状を決定づけるとして、何千ものシミュレーションを経て、新たなカメラモジュールが開発された。同社史上で最小となるカメラを搭載できたという。
また、放熱に関する技術をチューニングし、ベイパーチャンバーの物理的な高さを抑えつつ、熱が到達する範囲を広げて、スリムさと放熱性能を料率させている。
ディスプレイ前面には、コーニングの「Gorilla Glass Ceramic 2」が、スマートフォンとして初めて採用された。
チップセットは、クアルコム製「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」。メモリーは12GBで、ストレージは256GB版と512GB版がラインアップされる。
プログレードカメラと進化したAI編集
「Galaxy S25 Edge」には、12MP超広角カメラ(F値2.2)と、光学2倍ズーム対応の200MP(2億画素)ワイドカメラが背面に搭載されている。2億画素で撮影し、トリミングして拡大写真のようにしても、ディティールは失われていないという。
ポートレート撮影時には、カメラで捉えた範囲に写る被写体が、人なのか、あるいは背景や周囲の物か自動的に判別。そのテクスチャーや肌の色調を認識して自動的にシャープに仕上げてくれる。
また、200MPセンサーは、Galaxy S25と比べ、暗い場所での撮影でも明るさが40%以上、向上されており、夜景もより美しく記録できる。
動画撮影では、プロ向けというSamsung Log Video機能を搭載。画質を落とさずに色の調整などが可能となっており、さらにフロントカメラでも初めて利用可能になった。セルフィー動画でも、高度なポストプロダクション処理が可能になるという。
Galaxy AI
Galaxy AIによる編集機能として、オブジェクト削除などほか、周囲のノイズを削除するオーディオイレイサーなどが用意される。
カメラ以外でも、メール作成を支援するライティングアシスト(Writing Assist)を搭載。
グーグルと協力して、「Gemini」を搭載。音声で会話しながら、時にはカメラも使う対話型AI機能「Gemini Live」も利用できる。
6.7インチ QHD+, Dynamic AMOLED 2Xディスプレイ(120Hz駆動)、3900mAhバッテリーを搭載。防水防塵(IP68)対応で、通信面では5G、LTE、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4をサポートする。カラーバリエーションは、チタニウムシルバー(Titanium Silver)、ジェットブラック(Jetblack)、アイシーブルー(Icyblue)の3色。価格は1099ドル(約16万3000円~)。