ニュース
三井住友カード、MaaSプラットフォームの稼働と「Pass Case」の提供を開始 13日から
2025年3月13日 13:16
三井住友カードは13日、クレジットカード等のタッチ決済による公共交通機関向けソリューション「stera transit」の基盤を展開したMaaSプラットフォームの稼働を開始した。あわせて、このプラットフォームを活用した利用者向けの総合交通アプリ「Pass Case(パスケース)」の提供を開始した。
今回導入されるMaaSプラットフォームでは、公共交通機関の定期サービスや住民割引、回数割引、企画乗車券などがクレジットカードやカードを設定したスマートフォンなどで利用できるようになる。同日にリリースされた総合交通アプリ「Pass Case」や交通事業者のアプリなどと接続することで、事業者が提供する各種サービスをアプリ上で決済でき、決済したカードでそのまま交通機関の乗降や施設へ入場できるようになる。
また「Pass Case」とは、Pass Case公式サイトに会員登録後、手持ちのクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードで各事業者が発行する一日乗車券などの購入と使用ができるサービス。対象ブランドは現在Visaブランドのみで、順次拡大予定とのこと。
今回「Pass Case」で取り扱う販売チケットの第一弾として、江ノ島電鉄が販売する1日乗車券「のりおりくん」の販売を開始した。価格は大人1人800円で江ノ電全線が1日乗り放題となるほか、提携店舗や施設で提示することで割引等のサービスを受けられる。
三井住友カードによると、基盤となる「stera transit」は、2025年に全国39都道府県の180の事業者での導入が予定されており、全国各地の交通機関をシームレスに利用できる環境を整えているという。