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ドコモ、つながりやすさ対策強化へ Sub6/4G転用周波数あわせて増強
2024年11月7日 15:31
NTTドコモは、ネットワーク強化策としてSub6とともに4G転用周波数による5Gエリア整備を強化する方針を示した。
7日の決算会見で前田義晃社長が明らかにした。同社では従来からSub6を中心に5G整備を行ってきたが、「広さ+厚み」の追求として4G転用周波数による5Gエリアも拡大を図る。エリアの広さとネットワーク容量を強化する狙い。関東地方の1都3県では、2025年3月までにSub6基地局数は1.3倍、4G転用周波数による5G基地局数は1.4倍への増強を目指す。
東名阪や福岡などではSub6基地局数を1.9倍、東京都の山手線や大阪府の大阪環状線など、主要鉄道付近では同じく1.7倍に強化するとしている。前田社長が示した資料では、すでに主要都市部の一部の駅周辺では10~40%のスループット(下り速度)を達成したという。突発的に人口が集中するイベントでの対策も並行して進め、同社では英Opensignalの評価で1位の獲得を目標として掲げる。