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クアルコムが「Networking Pro A7 Elite」発表、エッジAIやWi-Fi 7をサポート

 米クアルコム子会社のクアルコムテクノロジーズ(Qualcomm Technologies)は、Wi-Fi 7とエッジ AIを統合したワイヤレスネットワークのプラットフォームとして「Networking Pro A7 Elite」を発表した。

 現在サンプルが出荷されており、10月8~10日にパリで開催される「Network X」でも紹介される。

 「Networking Pro A7 Elite」は最大33GbpsのWi-Fi 7をサポートする。また、最大40TOPSのNPU処理能力を備えたAIコプロセッサを搭載しており、接続されたデバイスはAI機能を利用してデータを処理することができる。エッジAIの活用により、機密情報がエッジデバイス上に保持されるためプライバシーを保護できるという。

 ブロードバンドからアンテナまで、10Gファイバー、5G、イーサネット、RFフロントエンドモジュール、フィルターなどの要素をプラットフォームに統合することで、システム開発を効率化し、設計の複雑さを軽減することが想定されている。

 開発者やクアルコムのエコシステム内のパートナーには、アプリケーション作成を促進するため、「Qualcomm AI Hub」で事前に最適化されたAIモデルなどが提供される。