OBCとPayPay、給与デジタル払いの機能連携に関する基本合意締結

　オービックビジネスコンサルタント（OBC）とPayPayは、給与デジタル払いの機能連携に関する基本合意書を締結したと発表した。

　基本合意の内容は、PayPayが提供する「PayPay給与受取」と、OBCが提供する「奉行Edge 労務管理電子化クラウド」の機能を連携すること。

　従業員が口座番号を入力する際の誤りや負荷を削減し、雇用主バックオフィス担当者の口座収集業務を効率化することを目指す。この機能は2025年春頃に提供する予定だという。

　労働基準法施行規則の一部改正により、2023年4月から資金移動口座への資金移動による支払い「給与デジタル払い」が認められた。

　PayPayは、2024年8月9日に厚生労働大臣から「給与デジタル払い」対応事業者の指定を受けた。年内には、本人確認を完了しているすべてのPayPayユーザーに対して「PayPay給与受取」を提供することを予定している。

　PayPayアプリで「PayPay給与受取」に申し込むと、「給与受取口座」、「給与受取口座への入金用口座番号（銀行口座番号）」、受け取った給与をPayPay残高として保有する「PayPayマネーアカウント（給与受取）」が設定される。

　雇用主が当該口座番号宛てに給与を銀行振込すると、PayPay残高（PayPayマネー（給与））として「PayPayマネーアカウント（給与受取）」にチャージされるしくみ。