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生成AI活用の「Microsoft Designer」、iPhoneとAndroidで利用可能に

 米マイクロソフト(Microsoft)は、テキストを入力して画像を生成する「Microsoft Designer」を、AndroidおよびiOS向けアプリとして提供開始した。無料版の「Microsoft Designer」では、1日に15回まで無料でブーストを使い、速やかに画像が生成できる。

「Microsoft Designer」のAndroid、iOS向けアプリが提供開始

 「Microsoft Designer」は、「Microsoft Copilot」や「Microsoft Photos」を通じて、WordやPowerPointなどのマイクロソフト製品と統合されているほか、Web版では80以上の言語にも対応している。

 「Copilot Pro」に有料登録すると、1日に100回までブーストを使って速やかに画像が生成できるほか、近日提供予定のWordの新機能では、文章のバナーを作成するように依頼することも可能になるという。マイクロソフトが公開したデモでは、Wordのサイドバーに表示されたエリアに「create a banner for strawberries for summer」(夏のイチゴのバナーを作って)と指示すると、数秒間で画像を生成し、Wordの文章に取り込める。

 このほか、「Microsoft Designer」の生成AIによる編集および作成機能を多くのマイクロソフトアプリに導入しており、本日より「Windows Insider」の参加者は「Microsoft Photos」のアプリ内で、オブジェクトの消去、背景の削除、自動トリミング、テキスト追加など「Microsoft Designer」の機能が利用可能となる。将来的には、この機能はWebブラウザの「Microsoft Edge」にも展開され、ブラウザからも直接利用可能になるという。