てっぱんアプリ!

AIアプリ「Microsoft Copilot」の「Designer」なら生成AI画像を狙った作風にできるぞ!

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Microsoft Copilot
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 15.0 以降、Android 8.0 以降
カテゴリ: 仕事

 プロンプトと呼ばれるテキストを入力するだけで簡単に画像を作ってくれる生成AIは便利だけれど、狙った作風にするのにはかなりコツがいるもの。でも「Microsoft Copilot」の1機能である「Designer」であれば、ドット絵風や水彩画風など、自分のイメージに限りなく近い画像を生み出すことが可能だ。

画像生成の「Designer」機能を統合しているアプリ「Microsoft Copilot」

米国ユーザー向けだが日本国内でも利用可

 AIチャットアプリの「Microsoft Copilot」は、画像生成AIである「Designer」も統合しているが、そこへ最近新たに追加されたのが、生成した画像を後から編集できるようにする機能だ。編集と言っても、画像レタッチというよりは条件を簡単に変えて再生成するようなものになる。

 2024年3月11日時点で、この機能は有償のCopilot Proを契約中の米国ユーザー向けに提供されている。しかし、Copilot Pro契約ユーザーであれば、アプリの設定で「米国」を選択するだけで機能を有効化可能だ。言語は日本語のままでも問題ない。

最初にメニュー最上段から設定画面へ
「地域と言語」をタップ
「国/地域」の右側の「日本」などをタップ
「米国」を選択すれば画像編集の機能が利用可能に

作風を変えるだけでなく部分色づけや縦横比変更も

 アプリを立ち上げたら、メニューから「Designer」を選び、いつも通りにプロンプトを入力して画像生成しよう。たとえばここでは「弓矢をもっているエルフの姿」を生成してみた。画像が生成されたら4つあるうちから好きな候補をタップすると、画像が拡大されて編集画面に遷移する。

 あとは編集画面の下に並ぶボタンをタップすれば、その作風に合わせた画像に作り変えることができる。「Pixel art」はドット絵風、「Watercolor」は水彩画風、他にもフラットなイメージにする「Low poly」や「Origami」などもある。また、画像をタップすればその付近を自動選択して部分的に色づけ(他をグレースケールに)したり、周辺をぼかしたりしてメインのオブジェクトを際立たせることもできる。

 さらに画像右下に見えるリサイズボタンを押すと、横長画像から正方形画像に変更することも可能。最後に右上の「…」ボタンから「Download」を選び、表示される画像の上で長押しして「画像をダウンロード」をタップすれば端末に保存される。SNSに投稿したり、スマホの壁紙にしたりして楽しもう。

編集機能が利用できる状態だと、画像生成中のローディングアニメーションがこのような表示に
「弓矢をもっているエルフの姿」の画像が4枚生成された
気に入ったものを選択すると画像編集の画面へ
ドット絵風にしたところ
クレイアニメ風
「Origami」
正方形画像にすることもできる
部分的に色づけしたり、選択したオブジェクト周辺をぼかしたりできる
完成形になったら右上の「…」ボタンから「Download」
さらに表示される画像を長押しし、「画像をダウンロード」で端末に保存できる