てっぱんアプリ!

狙ったデザインが一瞬で完成する、生成AI搭載のアプリ「Microsoft Designer」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇
アプリ名: Microsoft Designer
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: Android 8.0 以降
カテゴリ: ツール

 どうしてもセンスが求められるデザイン制作。でも、これからは自分にデザインセンスがなくても「Microsoft Designer」を使いさえすれば簡単にプロっぽいイメージを作成できる。プレゼン資料やポスターなど、仕事で必要なデザインにさっそく活用してみよう。

生成AIでデザイン制作可能な「Microsoft Designer」

テキスト入力するだけで基本デザインが完成

 「Microsoft Designer」は、オリジナルのデザインを誰でもゼロから作り出せるツール。パソコンのWeb版に加えて、2023年9月にAndroidアプリとしても登場した。2023年10月2日現在はベータ版で、iOSアプリについてはTest Flightによるリリースとなっている。

 本アプリでのデザイン制作は、最初にテキスト入力で作成したいものを指示するところからスタートする。従来のように図形やイラスト、画像などを1つずつ配置して、配色を考えて……というような作業は必要なく、たとえば「カッコいいポスター」と入力するだけで、それっぽいイメージが候補として複数生成される。

 生成されたなかにもし気に入ったものがあれば、それをベースに仕上げ工程へ。手動で文字や図形などの要素を加えたりして、最終的にPNG/JPEG/PDF形式の画像ファイルで出力できる。

作成したいものをテキスト入力すると、複数の候補が表示
より細かい指定を加えていってブラッシュアップ
気に入った候補が生成されたら編集へ
テキストを挿入したりして完成させる
Webバナー広告のベースデザインを作ってみたところ
ブックカバーのデザインもあっという間

デザインに挿入する画像パーツもAIで生成

 ベースのデザインを生成する際、あらかじめその中に配置してほしい画像パーツを別途指定する機能もある。画像パーツは端末にある写真や、マイクロソフトが用意しているストックイメージを指定できるほか、デザイン生成するときと同様にテキスト入力して新たに作り出すことも可能だ。

 インターフェースは英語だが、入力するテキストは日本語でもOK。ただし、内部的に日本語から英語に翻訳されているのか、ユーザーの意図に沿ったデザインが生成されにくい場合もある。そのときは単語を並べるだけでもいいので、できるだけ英語で入力するのがおすすめ。また、ベータ版で動作が不安定なところもあるため、今のところ本格的なデザイン制作はパソコン上で行なった方が良さそうだ。

ストックイメージなどからデザインに配置する画像を選択可能
ここでもAIによる画像生成ができる
生成した画像パーツを使ってデザインを生成
オシャレな感じのデザインに