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Appleの脱炭素基金、村田製作所とTSMCもパートナーに

 アップル(Apple)は、Restore Fund(再生基金)への新たな投資者として、村田製作所と台湾のTSMCを迎えたことを発表した。

 Restore Fundは、生態系を保護しながら、自然に根ざした脱炭素への世界的な投資を拡大する取組み。脱炭素効果の最大化を図る。

 村田製作所は、HSBCアセットマネジメントと投資顧問会社Pollinationの合弁事業であるClimate Asset Managementが管理する基金に対し、最大3000万ドル(約44億円)を投資する。

 TSMCは、村田製作所と同じ基金に対し、最大5000万ドル(約74億円)を投資する。アップルが先行して実施したRestore Fundの第2フェーズに対する最大2億ドル(約296億円)の投資に、2社の新たな投資が加わり、総資産額は2億8000万ドル(約414億円)になるという。

 村田製作所とTSMCがアップルとともに投資する基金は、環境再生型農業プロジェクトと生態系の保全・回復プロジェクトに対して出資される。現在、プロジェクトの選定が進められている。