「Adobe Premiere Pro」の新たなベータ版、オーディオ機能のアップデートなど

　米Adobe（アドビ）の動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」の新たなベータ版が、16日から提供されている。

　新たなベータ版では、オーディオワークフローが大幅にアップデートされている。新たなオーディオ機能や、AIを活用して不要なノイズを除去する「スピーチを強調」ツールは、すべてのAdobe Premiere Proユーザーに対して2月に提供が始まる予定。

　ベータ版でのアップデート内容として、オーディオ機能にインタラクティブなフェードハンドルが表示される。ユーザーはハンドルのクリック・ドラッグ操作で、さまざまなカスタムオーディオフェードを作成できる。また、クリップバッジのデザインなども一新された。

　加えてベータ版では、テキストスタイル機能が強化されている。強調したいワードや部分だけに異なるスタイルを適用できるほか、カラーフォントに対応した。

　Adobe Premiere Proは、米国における2024年のサンダンス映画祭で最も人気のある動画編集ソフトで、今年の応募作品の80%以上がAdobe Creative Cloudツールを使用していたという。