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アップルの学生開発支援「Swift Student Challenge」次回は24年2月に開催、上位入賞でApple本社招待など特典を進呈

 アップル(Apple)は、学生のアプリ開発を支援するプログラム「Swift Student Challenge」について、2024年2月に開催すると発表した。

 Swift Student Challengeは、学生のアプリ開発者を対象に行われるコンテストで、学生のコーディングスキルの向上や課題解決のためのアプリ開発などを促す取り組み。

「Swift Student Challenge」ロゴ

 受賞者にはアップルの開発支援「Apple Developer Program」のメンバーシップ(1年間)や「App Development with Swift認定試験」の無料受験などの特典が進呈される。また、50人の優秀受賞者は、来夏にアップル本社(カリフォルニア州クパティーノ)に招待され、ほかの受賞者や本社のチームとつながる機会を得られる。

 作品の募集開始時期などは、24年2月の3週間の間としており、具体的な日程はあらためて発表される。

アップルの学生支援プログラム

 アップルによると、米国の多くの学生がコーディングを学ぶことは重要であり、将来の雇用市場で重要なスキルになると考えているという。

 一方で、これからコーディングを学ぼうとしている学生の約半数が「何から始めれば良いかわからない」状態だとしている。

アップルの独自調査結果

 アップルでは、コーディングを学べるアプリ「Swift Playgrounds」アプリをiPadとMac向けに提供しており、Swiftではじめてコードを書くユーザーが、アプリ制作までサポートできるような仕組みになっているとしている。

 また、教育機関向けのコーディング教育プログラム「Everyone Can Code」プロジェクトでは、シンプルなアプリのデザインや、自分の似顔絵やアート作品をSwift UIを使って作成できるプログラムなどが用意されており、コーディング経験が無くてもインターフェイスデザインの基礎まで習得できるという。

Everyone Can Code