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アップル、MacとiPadの「Logic Pro」をアップデート

 アップル(Apple)は、MacとiPadのプロ向け音楽制作ツール「Logic Pro」をアップデートした。既存ユーザーにはアップデートが無料で提供される。新規ユーザーは、Mac版を199.99ドル、iPad版を4.99ドル/月もしくは49ドル/年で購入できる。

 日本では、Mac版が3万円、iPad版が700円/月もしくは7000円/年で提供されている。

MacとiPad共通の新機能

 今回のアップデートにより、「Mastering Assistant」が利用可能になった。これはミックスしたオーディオを瞬時に分析し、ダイナミクス、周波数バランス、音色、ラウドネスといった要素を自動調整する機能。あとから手動でそれぞれの設定を微調整することもできる。

 また、対応するオーディオインターフェイスと組み合わせて使用する場合、32ビットフロートレコーディングに対応するようになった。

Mac版の新機能

 Mac版では、今年前半にiPad版で導入された「Sample Alchemy」と「Beat Breaker」が利用可能になったほか、「Hybrid Textures」と「Vox Melodics」という2つの無料サウンドパックが追加された。

 また、トラック領域の「ツール」メニューと時間ベースのエディターに「Slip」と「Rotate」のツールが加わり、リージョンの境界を変更せずに、オーディオおよびソフトウェア音源のリージョン内のコンテンツを移動できるようになった。

iPad版の新機能

 iPad版では、サウンドからサンプル音源を作成できる「Quick Sampler」や、オーディオを直接録音して楽器の音やドラムキットを作成できる「Recorder」モードが追加された。画面を分割表示する「Split View」や、ウィンドウをコントロールする「ステージマネージャ」も加わった。

 また、指で上下にドラッグすることで複数のサンプル、ループ、音源をプレビューできるようになったほか、ファイルアプリからサンプルをLogic Proにドラッグできるようになった。

 さまざまな機能のインストラクションもアプリ内に追加された。そして、「Hybrid Textures」サウンドパックに対応するようになった。