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ファーウェイからスマートウォッチなど新製品6種類、さっそく実機をチェック

 ファーウェイ・ジャパンは24日、国内向けの新製品を複数発表した。同日に開催された発表会には、ファーウェイデバイス日本・韓国リージョン プレジデントの楊涛(ヤン・タオ)氏らが登壇し、新製品を紹介した。

楊氏

 本稿では、6つの新製品について、実機の写真を中心に紹介する。

 スマートウォッチ製品として、「HUAWEI WATCH Ultimate」、ワイヤレスイヤホンとスマートウォッチの2in1製品「HUAWEI WATCH Buds」、血圧計内蔵スマートウォッチ「HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計」の3種類が発表された。

 また、フルワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5」、小型センサー「HUAWEI S-TAG」、家庭用無線LANルーター「HUAWEI WiFi AX2 NEW」もあわせて発表された。

「HUAWEI WATCH Ultimate」

スポーツ向けとビジネス向けの2種類のベルトが同梱される
発売日価格
5月26日13万5080円

 「HUAWEI WATCH Ultimate」は、“Ultimate(究極)”の名が示す通り、スマートウォッチの機能性を追求したハイエンドモデルとなっている。

 1.5インチのAMOLEDディスプレイ(解像度466×466)にはサファイアガラスを採用。また、ジルコニウムをベースとしたリキッドメタルがケースの素材として採用され、高級感を演出する。

 機能面の大きな特徴としては、水深100mのダイビングに対応した防水性能が挙げられる。ダイブコンピューターも搭載しており、減圧停止やガスの切り替えなど、20カテゴリー以上のリマインダーを利用できる。

 大きさは約48.5×48.5×13.0mm。ベルトを除く重さは約76g。Android 6.0以降、iOS 9.0以降のデバイスをサポートする。

 バッテリー持続時間は通常使用で約14日間、ヘビーユースで約8日間となっている。

発表会での投影資料(一部)

「HUAWEI WATCH Buds」

発売日価格
5月24日7万1280円

 「HUAWEI WATCH Buds」は一般的なスマートウォッチのように見えるが、ボタンを押すとディスプレイ部分が開き、アクティブノイズキャンセリング対応のワイヤレスイヤホンが現れる。映画に出てきそうなギミックにワクワクできる製品だ。

 片側4gと軽量なイヤホンは側面が角ばったデザインで、落下した際も転がらないように工夫されている。また、左右を気にせず使えるよう、まったく同じ形状になっている。

 イヤホンは、スマートウォッチ側に収納すると充電されるしくみ。マグネットが採用され、正しい位置にすっと収納できる。

 クラシックな雰囲気ただようスマートウォッチは、ビジネスシーンにもマッチする。文字盤の大きさは47mmで、1.43インチ(解像度466×466)のAMOLEDディスプレイを備える。ベルトを除いた重さは約66.9g。

 Android 7.0以降、iOS 9.0以降のデバイスをサポート。カラーはカーキの1色となる。

発表会での投影資料(一部)

「HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計」

発売日価格
6月14日6万280円

 「HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計」は、スマートウォッチの機能を搭載したウェアラブル型の血圧計。日本の管理医療機器認証を取得している。

 通常のスマートウォッチと同様、手首に装着して血圧を計測できる。一般的な家庭用血圧計と比べておよそ1/25というコンパクトさが、特徴としてアピールされている。

 また、安定した計測を実現するために、独自のアルゴリズムが用いられている。

 大きさは約38×51×13.6mm。ベルトを除いた重さは約40.9g。Android 6.0以降、iOS 12.0以降のデバイスをサポートする。

 1.64インチのAMOLEDディスプレイ(解像度280×456)を備える。

 バッテリー持続時間は、通常使用で約7日間となっている。IP68相当の防塵防水もサポートする。

筆者の計測結果。個人的な話ではあるが、収縮期の血圧が高めであることに加え、拡張期の血圧が通常の範囲から外れており、やや不安な気持ちになっている。健康への意識を高めたい
発表会での投影資料(一部)

「HUAWEI FreeBuds 5」

発売日価格
5月24日2万1800円

 フルワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5」は、人間工学に基づいたという曲線デザインを特徴としている。モチーフは「水滴など、自然の中にあるものの美しさ」。

 スタイリッシュで近未来的なシルバーフロストと、オーソドックスで爽やかな印象のセラミックホワイトの2色が展開される。

 開放的なインナーイヤー型でありながら、アクティブノイズキャンセリングに対応する。11mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーユニットを備え、再生周波数帯域は16Hz~40kHz。

 コーデックは、SBCやAACに加えLDACをサポートする。ハイレゾ認証も取得している。IP54相当の防塵耐水性能を備える。

 イヤホン単体での重さは片側約5.4g。駆動時間は、ノイズキャンセリングをオフにした場合で約5時間。充電ケースに戻して5分間充電するだけで、約2時間使える超急速充電機能を搭載する。

発表会での投影資料(一部)

「HUAWEI S-TAG」

写真は腕に付けた状態。現時点で対応しているランニングでの利用では、足か腰に付けるかたちとなる
発売日価格
6月14日9680円

 小型センサー「HUAWEI S-TAG」は、センサー1つと専用の装着用クリップ2つから構成される。足(シューズ)などに付けることで、運動データを取得できる。現時点ではランニングに対応し、今後はさまざまなワークアウトに対応するという。

 ランニングで使う場合、足に付けると平均ピッチや平均ストライドのほか、平均滞空時間などを測定できる。腰に付けると、平均上下動などを測定できる。

 センサーの大きさは26×26×10.6mmで、重さは約7.5g。IP68相当の防塵防水機能を備える。

テクノクラフトによるゴルフスイング計測アプリ「スイング分析」との連携について、開発が進められている

 バッテリー持続時間は、通常使用(ランニングシーン)で最大30日間。専用の充電クレードル付きUSBケーブルが付属する。

「HUAWEI WiFi AX2 NEW」

発売時期価格
6月下旬6600円

 「HUAWEI WiFi AX2 NEW」は、Wi-Fi 6およびIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続をサポートする家庭用無線LANルーター。

 通信速度は2.4GHzが最大300Mbps、5GHzが最大1201Mbps。10/100/1000Mbpsイーサネットポートを3つ備える。

 アプリ経由で通信状態や設定を確認できる。また、バンドステアリング機能によって2.4GHz帯と5GHz帯を自動で切り替え、利用者にとって最適な接続を保つ。

 複数台の利用により、メッシュWi-Fiを構築することもできる。大きさは約29×257.6×163.5mm。重さは約216g。

壁に掛けて使うこともできる仕様になっている