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ガーミン、弾道計算やフラッシュライト装備のスマートウォッチ「Instinct 2X」シリーズ

 ガーミンジャパンは、GPS搭載のスマートウォッチ「Instinct 2X」を発売した。価格は6万8200円~。

大型盤面になったInstinct

 Instinct 2Xは、Instinctシリーズの最新型モデル。同シリーズは過酷な環境での使用に耐える堅牢さを備えながらスマートウォッチとしての機能を備える「タフネスGPSウォッチ」。米国防総省が定める「MIL-STD-810」の試験をクリアしている。

 67gと軽量なボディが特長で、ガーミンによると厚揚げ1枚分程度の重さ。柔らかいシリコンバンドで睡眠中に装着していてもストレスになりにくいという。ディスプレイはモノクロで、コントラストがはっきりとしており屋外でも見やすいとする。

 ランニングやウォーキング、登山など30種類以上のスポーツに対応するアクティビティモードを搭載。心拍やVo2Max計測機能も備える。レム睡眠・ノンレム睡眠を検知する睡眠計測やストレス計測機能を利用できる。スマートフォンと連携した着信やメッセージの通知に加えて、Suicaにも対応する。

GPSはL5対応に、弾道計算も

 バッテリーライフは従来モデルよりも強化された。スマートウォッチモードでは最大40日間、バッテリー最長GPSモードの場合は最大で150時間利用できる。これに加えてソーラー充電が可能。

 このほか、LEDフラッシュライトを新搭載。通常モデルでは白もしくは赤、Tactical Editionでは白もしくは緑のライトが点灯する。まぶしさをおさえた赤いライトは深夜の山小屋で点灯しても迷惑になりにくい。Tactical Editionの緑のライトは暗視装置を装着したままの使用を想定している。SOS信号のパターンで発光することもできる。

左=通常モデル、右=Tactical Edition

 GPSは「マルチバンドGNSSマルチバンド」として、L1信号に加えてL5信号にも対応した。対応する衛星システムは、GPSのほかGLONASS、GALILEO、みちびきの4種類。

 Tactical Editionでは、新たにアプリと連携して長距離狙撃向けの弾道計算機能を装備。課金すれば日本でも利用できる。位置情報では緯度経度表示のほか、NATOで採用される「MGRS」(Military Grid Reference System)のデータと同時に表示する機能を持つ。

メニュー内の弾道計算機能

 このほかパラシュート降下時のウェイポイントを確認できる機能も備えた。本体内の情報をすぐに消去できる「キルスイッチ」や通信を無効にし、位置情報を秘匿する「ステルスモード」など自衛隊・軍隊向けの機能を備える。

 ガーミンでは、自衛隊員にもユーザーが多いとその性能の高さをアピール。位置情報の機能などが好評で、陸上自衛隊では基地内の売店で同社のスマートウォッチが販売されているケースもあるという。

主なスペック

 Instinct 2X Dual Powerの価格は6万8200円。カラーバリエーションはグラファイト、フレームレッド、ホワイトストーン、モスの4色展開。本体の大きさは50×50×14.5mmで重さは67g。

 Instinct 2X Dual Power Tactical Editionの価格は7万5900円。カラーバリエーションはコヨーテタンとブラックの2色展開。本体の大きさは50×50×14.7mmで重さは67g。

 いずれのモデルもディスプレイは1.1インチで解像度は176×176。Garmin Payや事故・転倒検出機能も備える。

 Instinct 2Xシリーズの発売を記念して「地球で遊ぶキャンペーン」を開始した。期間は7月31日まで。期間中、Instinctシリーズを購入し、アンケートに答えると抽選で「Colemanコラボ 地球で遊ぶグッズ」がプレゼントされる。

 「地球でくつろぐ賞」では「Garmin ロゴ入り オリジナルチェア」を、「地球を明るく照らす賞」では「Garminロゴ入り オリジナルランタン」を、「地球で満腹賞」では「Garminロゴ入り オリジナルクッカーセット」をいずれも各100個・100脚用意する。

 このほか、SNS投稿キャンペーンとしてインスタグラムでハッシュタグ「#タフに自由で地球に遊べ」をつけてInstinctシリーズの製品を装着して出かけたい場所もしくはやりたいアクティビティを投稿すると抽選で「Instinct 2X+コールマンオリジナルチェア」を5人にプレゼントする。