ニュース

セガが「Angry Birds」開発元を1036億円で買収

 セガは、フィンランドに本社を置くモバイルゲーム企業Rovio Entertainment Oyj(以下、Rovio)の買収に合意した。

 買収は、セガの完全子会社であるSEGA Europe Limitedを通じて、フィンランド法に基づく公開買付を行い買収することを取締役会で決定し、セガサミーホールディングスとRovio社が最終契約を締結した。

 セガは、公開買付によりRovio社の発行済株式およびストックオプションを1株あたり9.25ユーロ、1ストックオプションを1.48ユーロ、買収総額7.06億ユーロ(約1036.8億円)で取得した。買収は友好的で、Rovio社の取締役会は公開買付に賛同を表明しているという。

 本買収取引は、独占禁止法に基づく条件の充足および、その他の一般的な前提条件を満たす必要があり、完了時期は2024年3月期第2四半期となる予定。

 セガは、グローバルゲーム市場において同社のプレゼンスを高めるために、継続的なゲーム開発体制と運営力の強化をねらって買収を決断したという。

 Rovio社は、モバイルゲームの企画、開発、提供を行うモバイルファーストのゲーム会社で、同社のゲームの累計ダウンロード数は50億件という。ゲーム以外にも、アニメやキャラクターグッズなど幅広いジャンルのエンターテインメントを提供している。