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iPhone向け「iOS 16.3」登場、意図せぬ「緊急通報」防ぐ新操作方法を追加

iPhone 14 Pro Maxの「横線が入る不具合」解消も

 アップル(Apple)は、iPhone向けの最新ソフトウェアとなる「iOS 16.3」の提供を開始した。あわせてiPad向けに「iPadOS 16.3」も登場している。

 iOS 16.3では、2月発売の「HomePod(第2世代)に対応するほか、Apple Watch向けの「Blackユニティスポーツループ」にあわせた壁紙などをサポートする。

緊急通報時の操作

 また、緊急SOSで、意図せず緊急通報されることを防ぐため新たな操作が追加された。

 その操作は、「サイドボタン」と上下どちらかの音量ボタンを長押ししてから放すというもの。

 iPhoneでは、素早く簡単に助けを求められるよう、これまでは「サイドボタンと音量ボタンを同時に長押しする」(あるいはサイドボタンを素早く5回押す)といった操作で自動的に119番など緊急通報をかけられるようになっていた。

 また、2022年12月に登場した「iOS 16.1.2」ではiPhone 14シリーズ向けに、衝突事故の検出を最適化する改善が図られていた。

不具合修正

 あわせていくつかの不具合が修正される。

 フリーボードでは、Apple Pencilまたは指を使って描画した筆線が共有ボードに表示されないことがある問題が修正される。

 また、「iPhone 14 Pro Max」のスリープを解除する際、画面上に横線が一時的に表示されることがある不具合が修正される。

 このほか、ロック画面や、Siriに関する不具合があわせて解消される。