Androidデバイス間でシームレスなオーディオ体験へ、グーグルが開発中の技術とは

　グーグル（Google）は、同社の公式ブログ「The Keyword」において、Androidデバイスを用いた“シームレスなオーディオ体験”について紹介している。紹介内容は、米国ラスベガスで開催中の技術イベント「CES 2023」にも出展されている。

　2022年8月にリリースされたAndroidの最新バージョン「Android 13」では、メディアプレーヤーが刷新された。Androidスマートフォンのロック画面と通知エリアで、対象アプリのコンテンツを再生するBluetoothデバイスをスピーディーに選択できる。

　グーグルは2023年にSpotifyと連携し、Android端末のメディアプレーヤーから、「Spotify Connect」のデバイス間の再生を簡単に切り替えられるようにするという。

　グーグルは、移動中もシームレスにオーディオコンテンツを楽しめるような方法の開発を進める。

　たとえば車内で聴き始めたコンテンツについて、タップしてスマートフォンやBluetoothヘッドホンに切り替えたり、自宅のテレビで聴いたりできる。ユーザーの移動状況に応じて、近くのデバイスに音声を転送するかどうかの通知が表示される。

　機能の開発にあたっては、SpotifyやYouTube Musicとの連携が図られる。

　グーグルでは、こうしたオーディオ体験の実現について、Androidが持つオープンな特徴や柔軟性などが大いに役立つとしている。