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楽天モバイルが2四半期連続でシェア減、5G契約数は1年で約2倍に増加

 総務省は、12月16日に「令和4年度第2四半期(9月末)の電気通信サービスの契約数及びシェア」を公表した。

 移動系通信(携帯電話、PHS、BWA)の契約数は2億8736万件で、前期比+1.2%、前年比+4.2%となった。このうち携帯電話の契約数は2億515万件で、前期比+0.9%、前年比+3.7%。

5G契約は1年間で約2倍に

 携帯電話契約数のうち、LTEは1億3273万件で前期比-1.7%、前年比-9.3%、5Gは5736万件で前期比+11.4%、前年比+96%と1年間で倍近くに増加している。BWA契約は8197万件で前期比+1.9%、前年比+13.4%。

楽天モバイルはシェア減少が続く

 移動系通信の契約数におけるシェアは、NTTドコモが36.3%で前期比-0.1ポイント、前年比-0.4ポイントの減少ながらも首位となった。

 2位はKDDIは27%で前期比+0.2ポイント、前年比で同じ。3位はソフトバンクの21.0%で前期比-0.2ポイント、前年比で同じ。楽天モバイルは2.2%で前期比-0.1ポイントで2四半期連続で減少となったが、前年比では+0.1ポイント。

 MVNOでは、ドコモ系MVNOが5.4%で前期比で同じ、前年比で+0.1ポイント、KDDI系MVNOが3.4%で前期比で同じ、前年比-0.2ポイント、ソフトバンク系MVNOが4.6%で前期比-0.2ポイント、前年比で+0.3ポイント。

MVNOサービス

 MVNOサービスの契約数は2757万件で、前期比+2.6%、前年比+5.3%。内訳は携帯電話やPHS契約が2594万件、BWA契約が163万件。

 サービス区分別の契約数は、SIMカード型が1524万件で前期比+1.9%、前年比-0.7%。MVNOサービスの契約数比率は13.4%、SIMカード型契約数は9.4%でともに前期比+0.2ポイントとなった。

MVNOのSIMカード型シェア1位はIIJ

 SIMカードを使用したMVNOサービスの事業者別シェアは、インターネットイニシアティブ(IIJmio)が19.0%で1位となり前期比+0.2ポイント、次いでNTTレゾナント(OCN モバイル ONE)が10.1%で2位(前期比-4.4ポイント)、オプテージ(mineo)が9.1%で3位となり前期比-0.2ポイント、前年比-01.ポイント。

 4位は富士通でシェアは5.6%で前期比-0.1ポイント、5位はビッグローブ(BIGLOBEモバイル)でシェアは5.1%。

 総務省のデータでは、上位5者のみシェアの詳細を公表しているため、過去のデータと比較ができない事業者については、記事中でその増減を割愛している。

【2023/02/10 22:41】
 総務省がデータの一部を訂正したことにあわせ、本文や図を一部修正しました。