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「Leitz Phone 2」登場、ライカとソフトバンクの担当者が語ったこととは
2022年11月10日 11:00
ソフトバンクから18日に発売される、独ライカカメラ監修の5Gスマートフォン「Leitz Phone 2(ライツフォン・ツー)」。価格は22万5360円となっている。
本稿では、報道陣向けに開催された「Leitz Phone 2」に関する説明会の様子をお届けする。説明会には、ライカカメラジャパン 営業統括部 営業統括部長の岩佐浩氏と、ソフトバンク モバイル事業推進本部 パートナービジネス統括部 統括部長の廣川耕一郎氏が登壇した。
岩佐氏は、「Leitz Phone 1」の後継モデルとなる「Leitz Phone 2」を披露。「我々は、100年以上にわたって卓越した描写性能を追求してきた。ライカカメラのスマートフォンは、カメラで撮る写真の世界とスマートフォンの世界の良いところを組み合わせ、あらゆるシーンで妥協のない“ライカクオリティ”の写真を撮影できる」とアピールする。
「Leitz Phone 1と同様、Leitz Phone 2のデザインについても、本当に必要な要素だけを取り入れた」と岩佐氏。
「Leitz Phone 2」の背面には「Leitz」のロゴが刻印されており、側面には“ローレット”と呼ばれる細かな凹凸状の加工が施されている。また、「Leitz Phone 1」と同じく、専用のレンズキャップとケースが同梱される。
カラーリングは、「ライカ M8 ホワイト」にインスパイアされたという「ライカホワイト」が用意される。岩佐氏は「Leitz Phone 1とは違う魅力を感じていただけると思う」とコメントした。
ハードウェアのデザインだけでなく、カメラアプリを中心としたユーザーインターフェイス(UI)にもライカカメラの世界観が反映されている。
「Leitz Phone 2」で利用できる新機能のひとつが、「Golden Hour Widget(ゴールデンアワーウィジェット)」。
同ウィジェットを利用することで、日の出後と日没前の、写真撮影に最適とされる時間帯“ゴールデンアワー”を正確に知ることができる。
専用カメラモード「Leitz Looks(ライツルックス)」も進化した。「Summilux(ズミルックス) 28」「Summilux 35」「Noctilux(ノクティルックス) 50」の3モードが用意されており、“ライカらしい”雰囲気で、異なる焦点距離での撮影を楽しめる。
なお、進化した「Leitz Looks」の機能が「Leitz Phone 1」で使えるかどうかについて、岩佐氏は「現時点では情報を持っていない」と回答した。
また、色調をアレンジするフィルターとして、先代の「Leitz Phone 1」の「Monochrome(モノクローム)」に加え、初期設定の「Original(オリジナル)」、「Cinema Classic(シネマクラシック)」「Cinema Contemporary(シネマコンテンポラリー)」も利用できる。
岩佐氏は「ライカのDNAを余すところなく受け継ぎ、さらにライカのカメラ体験を存分に楽しんでいただけるよう、パワーアップしたLeitz Phoneをお届けする」と語った。
岩佐氏に続いて登壇したソフトバンクの廣川氏は、今回の「Leitz Phone 2」が同社による独占販売であることをアピール。
同氏が「Leitz Phone」にとっての“セカンドステージ”と表現する「Leitz Phone 2」の製造は、シャープが担う。ベースモデルはシャープの「AQUOS R7」だが、ストレージやインターフェイスが異なっている。
約4720万画素の大型1インチセンサーを搭載する「Leitz Phone 2」について、廣川氏は「もはやスマートフォンではなくカメラ」とコメント。フォーカススピードは、先代の「Leitz Phone 1」との比較で約2倍に向上している。
廣川氏は「Leitz Phone 2」の主な仕様にも触れ、「512GBのストレージで、撮影した写真をたっぷり保存できる」と語った。
主要量販店・ソフトバンクショップのうち約850店舗限定で、「Leitz Phone 2」のデモ機の体験が提供される。また、全国のライカストアでもデモ機を体験できる。
廣川氏は端末の価格について、「昨今の円安の影響を受け、価格が少し上昇している。ただ、我々としては、さまざまな工夫でギリギリ(の価格)に抑えた。端末購入プログラムも活用していただきたい」とコメントした。