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NTT Com、日々のCO2排出量を可視化できる「グリーンプログラム for Employee」

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、日常的に排出するCO2量を可視化し、ユーザーにエコにつながる行動を促す企業向けWebアプリ「グリーンプログラム for Employee」を11月から提供する。

エコ意識を高めるアプリ

 環境意識への高まりから、社会や企業、消費者が連携した環境保護への意識の持ち方、行動の変容が必要とされていることなどを背景に、企業の従業員を対象として環境への気付きやエコアクションを実現する「グリーンプログラム for Employee」を提供する。

アプリ画面のイメージ

 アプリ内では、従業員の環境意識を測るアンケートを定期的に実施。食事のメニューや自動車や自転車、電車といった移動手段などから自らが排出するCO2量をおおよそ測定し表示する。

 日常生活を記録することで、日頃のCO2排出量の変化を知ることができるほか環境問題に関連するクイズや情報をアプリから見ることもできる。加えて、導入した企業の従業員のCO2排出量をランキング形式でも確認できるという。

 同アプリを通じて、従業員の環境への意識を啓発。カーボンニュートラルなどへの興味関心を惹き、実際の行動を促すとともに生活のなかで習慣化させることを狙う。

 導入した企業の管理者向け機能としては、従業員のアプリの利用状況や環境意識へのデータ分析などを提供。これにより、従業員向け環境施策の検討や環境に優しい製品・サービスへの開発に利用できるとする。

カーボンクレジット購入も視野に

 今後の展開としては、NTT Com内や先行導入したユーザーからのフィードバックをもとに、ユーザーインターフェイスの改善のほか「ビジネスdアカウント」との連携、従業員の環境を意識した行動に応じてカーボンクレジットを購入できる機能の提供を検討しているという。