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KDDI、紙媒体にスマホをかざすと出演者が出てくる「飛び出すAR」開始

 KDDIは、雑誌などの紙媒体にスマホをかざすと、3D化した出演者が紙の上に登場し好きな角度から見ることができる「飛び出すAR」の提供を開始した。

 利用者はスマホでQRコードを読み取り、専用サイトにアクセスし対象の紙媒体にかざすだけで、AR体験が可能。出演者による作品の解説や商品の説明を観ることができる。

 「飛び出すAR」には2つの技術が活用されているという。1つ目は、人や衣装の動きをそのまま3D化する「ボリュメトリックビデオ」。「ボリュメトリックビデオ」により、正面だけでなく後ろや斜め、360度好きな角度から出演者を見ることができる。

 次に、Webブラウザ上でARを表示する「WebAR」。Niantic社提供の「8th Wall」を活用することで、利用者はアプリなどをダウンロードすることなくWebブラウザのみで体験することができる。

 「飛び出すAR」はエンターテインメント業界や出版業界など紙媒体を扱う企業向けに、「ボリュメトリックビデオ」の撮影・データ制作から利用者が体験できる環境までをパッケージとして提供される。

 すでに、「盗まれた雷撃 パーシージャクソン」「裸足で散歩」「みやざきシーサイド芸術花火」で活用されている。

「盗まれた雷撃 パーシージャクソン」
特製うちわにかざすと出演者による作品紹介が観られる。
「裸足で散歩」
特製うちわにかざすと出演者がテーマ曲を歌っている様子が観られる。
「みやざきシ―サイド芸術花火」
チラシにかざすと出演者による花火の見どころ紹介が観られる。