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ソフトバンク、中古車サブスクのマーケットプレイスを提供する会社「CARRO JAPAN」を設立

 ソフトバンクと、シンガポールを拠点にオンライン専門自動車小売業を展開するTrusty Cars(Carro)は、中古車サブスクリプションサービスのマーケットプレイスを展開する合弁会社「CARRO JAPAN」を設立した。

 「CARRO JAPAN」は、「誰もが満足できる価格で自動車を利用できるプラットフォームを構築する」というビジョンを掲げ、カーリース会社などのさまざまな企業が参画し、適正な価格で中古車サブスクリプションサービスや各種付帯サービスを提供するマーケットプレイスを運営する。2022年9月20日から日本国内の法人向けに提供を開始し、将来的には個人のユーザーへの提供を目指していく。

 近年、日本の自動車市場では、中古車の活用やサブスク需要が高まる一方で、「中古車は車両品質の評価基準が不透明で、かつ属人的に行われることも多く、将来の価格を高精度に予測することが困難」という課題が生じている。

 CARRO JAPANは、中古車の将来の価格推移を高精度に予測するCarro社独自の残価予測AI技術を活用した中古車サブスクリプションサービスのマーケットプレイスを提供する。このマーケットプレイスは、カーリース会社などの参画企業とサブスクリプション形式でより適正な価格で車を利用したいユーザーをつなぐオンラインプラットフォームだという。

 今後、ユーザーが車種の選択から申し込みまでスムーズに手続きを行えるインターフェイスを用意するほか、車両の運行記録を管理できるソリューションや、急ブレーキなどの運転挙動を記録して安全運転に役立てるソリューション、スマホで社用車の利用・管理に関わる業務を担える各種付帯サービスを同時に申し込み、支払いや管理を一元化する機能などを順次提供する予定だという。

 また、CARRO JAPANは将来的に、ヤフーが運営する自動車の総合情報サイト「carview!」を活用した送客、車両のAI画像解析の活用、東アジア地域におけるサービスの展開なども検討していくという。