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災害時にスマホ以外の連絡手段、95%が「ない」――セコムの防災意識調査

 セコムは、全国の20歳以上の男女500人を対象にインターネット上で「防災に関する意識調査」を実施した。

 調査では、今後の災害や被害の増加意識や防災対策の実施有無を問うものや防災リュックの内容・保管場所・価値観を問うものなど合計15個の質問が用意された。結果、90.2%の人が災害は増加すると回答。一方で、防災対策をしている人は47.0%にとどまることが明らかになった。調査結果は、性別や年代ごとに詳細に確認することができる。

スマホ以外の連絡手段について、9割以上が「ない」

 「災害時にスマートフォンや携帯電話などの通話機能が使えなくなった場合、代替の連絡手段があるか」という質問では、「ない」と答えた人が95.6%を占めた。特に、30歳代の「ない」の回答率は100%を記録している。

 このような結果に対して、セコムIS研究所の研究員である濱田宏彰氏は、災害時における通信への備えとして大規模災害の際に無料で開放されるWi-Fi「00000JAPAN」を紹介。さらに、災害用伝言サービスやSMS、SNSのメッセージ機能など複数の連絡手段を用意して、何を使うか家族で決めておくことを推奨している。