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ASUS「Zenfone 9」をグローバルで発表、片手で操作できるサイズに大型カメラ搭載のハイエンドモデル

 ASUSは、Androidスマートフォンの最新機種「Zenfone 9」をグローバルで発表し、現地時間7月28日から発売する。価格は799ユーロから。日本での展開は、明らかにされていない。

 「Zenfone 9」は、5.9インチで120Hz駆動対応のAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載し、sRGBとシネマグレードDCI-P3色域をサポートしている。また、Pixelworksとコラボレーションした世界最高レベルの色精度や、ディスプレイを衝撃から守るためカバーガラスには、Corning Gorilla Glass Victusを採用している。

片手で操作できるようなサイズ感。大きさはほぼ「Zenfone 8」そのままに、処理能力やカメラサイズ、バッテリー性能などを向上させている
本体サイズは変えずに、エッジ部分のデザインを変更することで、ホールド感の向上が図られている

 チップセットは「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」、最大16GBのメモリー(LPDDR5)と最大256GBのストレージ(UFS 3.1)を搭載する。

 高い処理能力とともに気になる冷却性能について、「Zenfone 9」では冷却システムを一新し、ヒートパイプの代わりにハイテクベーパーチャンバーを採用。銅、グラファイトシート、サーマルペーストを使った、先進的なヒートスプレッダーを搭載しており、長時間高い性能をキープできる。

 バッテリーは4300mAhを搭載。最大30Wの急速充電をサポートしている。

大きくなったカメラ

コンパクトな本体と比較しても大きくなったことがわかるアウトカメラ。センサーサイズも拡大している

 アウトカメラは、5000万画素級のメインカメラ(ソニー IMX 766)と、1200万画素級の超広角カメラ(IMX 363)を搭載。メインカメラでは、先代のZenfone 8からセンサーサイズが拡大し(1/1.7"→1/1.56")、新しい6軸ハイブリッドジンバルスタビライザーや電子手ブレ補正(EIS)、超高速オートフォーカス技術が利用できる。

メインカメラ
メインカメラは5000万画素級
1/1.7"→1/1.56"にセンサーサイズが拡大
新しい6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー。手持ち撮影時でも安定した映像を記録できる

 撮影モードは、ナイトモードやパノラマ、スローモーション、タイムラプス、プロモードを搭載。また、ベータ版としてライトトレイルモードが利用できる。

 正面画面上部には、1200万画素級のパンチホールカメラ(IMX 663)を備え、セルフィーやビデオ通話も高画質に撮影/通話できる。

 インターフェイス(UI)は、片手で操作できるように最適化されている。画面の端からユーザーが設定したアプリのショートカットを引き出せるエッジツールや、スマートフォンの背面をダブルタップすることでスクリーンショットの撮影やカメラアプリを起動するなどのショートカットを設定できる。

片手持ちで操作できるさまざまな便利機能
エッジツールや背面のダブルタップでさまざまなアプリや機能を利用できる
片手で操作できるよう改良されたカメラ機能

 このほか、IP68の防水防塵性能、指紋認証(センサーは電源ボタンに配置)、3.5mmイヤホンジャックを搭載する。

 本体カラーは、ブラック、ブルー、レッド、ホワイトをラインアップする。

カラーラインアップ
ブラック
ブルー
レッド
ホワイト
ASUS Zenfone 9 Launch Event