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PayPay、ソフトバンクとZホールディングスの連結子会社へ

 ソフトバンクとZホールディングスはそれぞれ、スマートフォン向け決済サービスを手掛けるPayPayを連結子会社にすると発表した。株式交付による手続きが進められるとのことで、27日付で契約が締結されており、10月1日に株式交付が成立する。

 現在、PayPayの普通株式のうち、50%はソフトバンクビジョンファンド2が保有している。のこり50%は、ソフトバンクとZホールディングス100%孫会社のヤフーが25%ずつ保有している。またA種優先株式は、ソフトバンクとヤフーが50%ずつ持つ。

 株式のやり取りを経て、最終的には、PayPayの株式のうち、ソフトバンクとZホールディングスは、各34.9%ずつ保有する形になるとのことで、より結びつきが強まる格好。連結子会社化する意義について、ソフトバンクでは「PayPay」がシェア67%に達し、Zホールディングス側と共同経営することが適切と判断。PayPayの収益機会拡大や、経済圏の拡大、ソフトバンク側とのシナジー強化などが見込まれている。

 ソフトバンクでは、5月の決算会見で、宮川潤一社長が「時期は未定だがPayPayを子会社化する」と語っていた。