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iPhoneやApple Watchが健康サポート、アップルがレポートを公開

 アップルは、同社製品がユーザーの健康と安全に貢献していることをアピールするレポートを公開した。

iPhoneやApple Watchが健康サポート

 同社の健康への取り組みは「Apple Watch」と「iPhone」のパーソナルヘルスとフィットネス機能に関するものと研究や医療をサポートするための医学コミュニティとの協同の2つに分類されている。

 レポート中では、アップルが提供する健康とフィットネスの機能を紹介。ユーザーが自分の健康データをヘルスケアアプリケーション内で一つにまとめて保存して確認できる安全な場所の提供、Apple Watchがユーザーの健康をインテリジェントに見守る役割を果たせるようにする機能の提供、ユーザーが自分の毎日の健康やフィットネスの状態を向上させられるようにする機能の提供、デベロッパー用のツールによって、サードパーティの革新的な健康およびフィットネスアプリケーションを促進することを「4つの柱」としている。

 2022年秋リリース予定のiOS 16とwatchOS 9では、心臓や睡眠、身体機能、女性の健康など17の健康関連機能を提供する。レポート内では、重篤な心疾患が見つかった人や転倒後に救急医療を受けた人、毎日のアクティビティで健康が改善した人などの体験談が掲載されている。

 Apple WatchやiPhone、サードパーティのアプリ、デバイスから150種類以上の健康データや米英加の保険機関から得られる健康記録データをヘルスケアアプリケーション内でひとつにまとめて管理・閲覧できるようになっている。このほか、App Storeでは「Healthkit API」を活用したアプリが数万ほども公開されているという。

医療機関・米政府機関にも貢献

 レポート内では、アップルの医学コミュニティとの協働も解説している。協働は4カテゴリーに分けられており、1つ目は、研究者による新たな科学的発見を可能にするツールの構築、2つ目は、有意義なデータによる医師と患者の関係強化のサポート、3つ目は、保健機関との協働による健康的なライフスタイルの大規模な促進、4つ目は公衆衛生や政府の取り組みのサポートとされている。

 アップルによれば、800以上の医療機関で、iPhoneのヘルスケアレコードを利用できるようになっており、患者はいつでもヘルスケアアプリケーション内で医療データを簡単に確認できるという。

 このほか、同レポート内ではアップルが、医師や自治体との協力で公衆衛生の促進を進めてきたこと、コロナ禍の中でアプリケーションや機能を構築してきたことも紹介されている。