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Chromebookで手書きアプリや拡大鏡、USB Type-Cケーブル通知機能などアップデート
2022年5月30日 13:36
グーグル(Google)は、Chromebookで手書きアプリ「Cursive」を対応端末すべてに提供することを発表した。あわせて、拡大鏡の改善やUSB Type-Cケーブルに関する通知機能など新機能も紹介された。
手書きアプリ「Cursive」
2021年から一部のデバイスで提供されていた手書きアプリ「Cursive」が、スタイラスペンに対応するすべてのChromebookで利用できるようになる。
「Cursive」は、手書きのメモを取り込んだり編集、整理したりできるアプリ。文字だけでなく、スケッチを描いたり画像を貼り付けたりでき、プロジェクトごとにノートを分類し、整理して管理できる。また、保存したノートは、別のアプリケ―ジョンやPDFで共有できる。
操作方法は、たとえば文章を移動させたい場合、コンテンツを丸で囲んで好きな場所にドラッグすることで移動させられる。また、スペースを空けたり、上書きしたい場合も簡単な操作で実現する。
「Cursive」では、今後数カ月の間にスタイラスペンのストロークの太さやスタイル、色をかんたんに変更できるようにするなどよりパーソナライズできる機能が導入されるとしている。
拡大鏡の改善
Chromebookには、拡大鏡機能が備わっており、画面が分割し、下画面で標準倍率、上画面で拡大された画面が確認できる。
今回のアップデートでは、2つの倍率を変更できるようになった。より拡大が必要な場合は倍率を上げ、全体を確認したい場合、標準倍率を縮小できる。
また、画面を上下左右に移動させる操作を「ctrl+alt+矢印キー」のキーボードで操作できるようになる。
USB Type-Cケーブルの通知機能
さまざまな種類があるUSB Type-Cケーブルについて、ディスプレイをサポートしていないものやChromebookにとって機能が足りていない(USB4/Thunderbolt 3規格に対応していない)場合、Chromebookが通知を出す機能を追加する。
たとえば、普段と違うUSB Type-Cケーブルを使用してディスプレイとの接続がうまくいかない場合、「ケーブルが破損している」だけでなく「そのケーブルがディスプレイ接続に対応していない」ケースもある。今回の通知機能は、こういった場合に役立てられる。
通知機能は、第11世代または第12世代のIntel Core CPUを搭載し、USB4またはThunderboltに対応しているChromebookで利用できる。