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過疎地や農村部を成層圏からエリア化検討、HAPSモバイルと豪レンドリースが合弁会社
2022年5月11日 17:01
ソフトバンク子会社のHAPSモバイルは、オーストラリアに本社を置くLendlease Corporation(レンドリース)と、オーストラリアでの成層圏通信プラットフォーム事業展開について検討するための合弁会社「HAPSMobile Australia Pty Ltd」を2022年4月29日に設立した。
オーストラリアは広大な国土を有する反面、その多くは人口が少ないまたは、人が住んでいない地域が存在する。このため、過疎地や農村部の携帯電話基地局の設置、ネットワーク構築には多大な費用がかかり、全土をカバーすることが難しい課題がある。
一方で、成層圏からモバイルネットワークエリアを構築・運用できるHAPSを活用すれば、地上の基地局でカバーできないエリアにも、LTE/5Gの高速通信ネットワークを提供できる。
レンドリースはこれまで、アジア地域でソフトバンクに通信・データインフラ分野で20年以上にわたってサービスを提供してきた。今回設立した合弁会社は、オーストラリアでHAPS事業の可能性について検討することが目的で、同社とソフトバンクの強固な関係を基に実現したという。