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NTTドコモ、道路運営事業のDX化に関する実証実験を実施

 NTTドコモとインフロニア・ホールディングスは、道路運営事業のDX化に関する複数の実証実験を開始した。

 実証実験では、AIによる画像認識や音声認識などを活用し、各種業務の効率化を目指す。

AIによるひび割れの検知と道路修繕計画の策定の自動化

 NTTコムウェアの社会インフラDXソリューション「SmartMainTech 道路関連物点検サービス」を活用する。「ひび割れ検知 AI」を搭載したパトロール車のカメラ画分析によりひび割れ率を算出する。また、道路修繕判断ルールをアルゴリズムに落とし込むことにより道路修繕計画策定の自動化を実施する。

書類のデジタル化

 ドコモのAI-OCRによって書類をデジタル化する。また、API連携によって既存の道路資産管理システムへの投入を効率化する。具体的には、有料道路の道路損傷報告書をAI-OCRで読み取り、読み取りデータをシステムへ自動で投入する。

音声認識で問い合わせ対応業務の効率化

 ドコモの「AI電話サービス」に文字起こし機能を追加することで問い合わせ業務を効率化する。一部の問い合わせについて、ドコモの「AI 電話サービス」が要件の聞き取りと文字起こしを行い、人が折り返すオペレーションの有効性を実証する。

 これらの実証実験は5月31日まで行われる。