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新iPad AirはM1チップ搭載で5G対応、7万4800円から3月18日発売

 米アップル(Apple)は、iPad Airの新モデルを発表した。チップセットには、iPad Pro(第5世代)などに搭載されるM1チップを搭載し、モバイル通信は5Gに対応する。通信速度は最大で3.5Gbps。

 販売価格は、Wi-Fi版の64GBモデルが7万4800円、256GBモデルが9万2800円。Wi-Fi + Cellular版は64GBモデルが9万2800円、256GBモデルが11万800円。3月11日22時に予約受付を開始し、3月18日に発売する。

Apple、iPad Airに新モデル

 A14 Bionicを搭載する前世代のiPad Airと比較し、パフォーマンスは最大60%高速化されている。

A14 BionicのiPad Airと比較し、最大60%高速化

 8コアのCPUと、8コアのグラフィックス、Apple Neural Engineを搭載し、RAMは8GB。その他、M1チップの詳細については、過去の記事で紹介している。

 フロントカメラは12MPの超広角カメラで、新たにセンターフレームに対応する。iPad Airがセンターフレームに対応することで、AppleのiPadシリーズは全モデルがセンターフレームに対応する。

センターフレームに対応

 充電および外部アクセサリーとの接続用に、USB Type-Cポートを搭載する。Type-Cポートは、USB 3.1 Gen 2に対応し、前世代と比較して最大で2倍高速な10Gbpsで大容量のファイルも素早く転送できる。対応アクセサリーは、Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio、Apple Pencil(第2世代)など。

 カラーバリエーションは、スペースグレイ、スターライト、ピンク、パープル、新色のブルー。

カラーバリエーション

 大きさは縦247.6×横178.5×高さ6.1(mm)でディスプレイサイズは10.9インチ、明るさは500ニト。Wi-Fiモデルの重さは461g、Wi-Fi + Cellularモデルの重さは462g。

 SIMカードはnanoSIMとeSIMのデュアルSIM構成、Touch IDに対応するトップボタンで生体認証によりロック解除できる。Face IDによる顔認証は搭載しない。

 国内向けのモデルナンバーは「A2589」で、5Gの対応周波数はn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n71、n77、n78、n79。

 FDD-LTEは1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71、TD-LTEは34、38、39、40、41、42、46、48。3G(UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA)は850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz。