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NEC、一体型で小型のローカル5G基地局「UNIVERGE RV1000」シリーズ2機種を発表

 NECは、ローカル5G基地局の製品として、一体型小型基地局「UNIVERGE RV1000」シリーズを発表した。

 「UNIVERGE RV1000」は、主に小規模ネットワーク向けに、基地局の無線部(RU、Radio Unit)と制御部(CU/DU、Central Unit/Distributed Unit)を1つの筐体内に収めた製品シリーズ。

 従来の分離型基地局と比べて、導入費用が50%以下に抑えた価格設定になっているほか、システム構成がシンプルであるため、迅速なネットワーク構築・容易なシステム拡張が可能となっているという。

 今回発売されるのは、4.7GHz帯に対応したスタンドアローン型(SA)基地局「UNIVERGE RV1200」と、28GHz帯に対応したノンスタンドアローン型(NSA)基地局「UNIVERGE RV1300」の2機種。

 「UNIVERGE RV1200」は2022年3月、「UNIVERGE RV1300」は2022年度第1四半期に発売される。

 なお「UNIVERGE RV1200」は、4.6~4.9GHz対応の一体型基地局として、国内初の製品となる。

Sub6一体型基地局「UNIVERGE RV1200」
ミリ波一体型基地局「UNIVERGE RV1300」

 価格は、「UNIVERGE RV1200」が98万円、「UNIVERGE RV1300」がEPC(Evolved Packet Core)ソフトウェア込みで498万円。

 また、「UNIVERGE RV1200」と5Gコアを組み合わせた「Sub6スターターパック」が498万円から、「UNIVERGE RV1300」とEPCを組み合わせた「ミリ波スターターパック」が669万円から提供される。

 なお、「Sub6スターターパック」には、NECのマネージドサービスの追加が可能で、1年間のマネージドサービスを追加で合計798万円から導入できる。

主な仕様
項目Sub6一体型基地局
「UNIVERGE RV1200」
ミリ波一体型基地局
「UNIVERGE RV1300」
サイズ250×210×57mm364×335×118mm
重さ3kg8.5kg
周波数(帯域幅)4.6~4.9GHz(100MHz幅)28.2~29.1GHz(400MHz幅)@5G
2580~2590MHz(10MHz幅)@4G
送信出力250mW/RF端子×2EIRP 400mW@5G
250mW/RF端子×2@4G
防塵/防水IP65準拠(IEC規格)IP65準拠(IEC規格)
受注開始時期2022年3月予定2022年度第1四半期予定
出荷開始時期2022年5月予定2022年度第2四半期予定