Apple Payの「WAON」を新規発行、500円分付与されるキャンペーンも

　10月21日から電子マネー「WAON」が「Apple Pay」に対応した。

　Apple PayのWAONを利用する方法として、「新規でWAONを発行する」方法と、「既存のWAONカードを取り込む」方法がある。

　本記事では、「カードの作り方／取り込み方」や「チャージの方法」「キャンペーン情報」などをご紹介する。

カードの作り方／取り込み方

新規発行したご当地WAON

　Apple PayのWAONは、iPhone 8以降かつiOS 15以降のiPhoneで利用できる。Apple Watchは、Series 3以降かつwatchOS 8以降の端末で利用できる。それ以外の端末では、新規発行や取り込みはできない。

　Apple PayのWAONを利用する方法として、「新規でWAONを発行する」方法と、「既存のカードを取り込む」方法がある。

新規でWAONを発行

　新規でWAONを発行するには、WAONアプリから発行する方法とウォレットアプリから発行する方法がある。どちらも発行手数料などは不要で、発行後の使い方も変わらない。

　WAONアプリで発行する場合、まず「新規会員登録」を行った上で発行することになる。また、WAONアプリでは標準の絵柄のほか、「ご当地WAON」など地域限定で販売されているWAONカードの絵柄で発行できる。

WAONアプリで新規WAON発行

新規アカウント登録

携帯電話番号を入力

SMSで届いた認証コードを入力

必要事項を入力

会員登録完了

Touch IDでログインできるようになる

一番上のWAONを新規発行をタップ

カードの絵柄を選択できる

発行したい絵柄を選択

ウォレットに移行し、カードが登録される

メインカードにも設定できる

WAONアプリのカード画面

ウォレットアプリにも追加されている

　ウォレットアプリでは、会員登録なしで無記名のWAONカードを発行できる。発行できるのは、標準絵柄のWAONのみで、新規発行時に1000円以上のクレジットチャージが必要。

　一方で、ポイントの残高確認やポイントチャージなど、WAONの機能をフルで利用するためには、会員登録とWAONを紐付けなければならない。

チャージや残高照会に違いが

　チャージや残高照会は、WAONアプリとウォレットアプリどちらでも行えるが、できる機能に違いがある。

　チャージをする際のクレジットカードは、WAONアプリは「イオンマークのついたイオンカード」のみ設定できる。一方、ウォレットアプリでは、「マスター／JCBブランドのイオンカード」と「マスター／JCB／AMEXのクレジットカード・デビットカード」が設定できる。

　このほか、WAONアプリでは「残高取引履歴照会」や「イオンカードによるオートチャージ設定」「WAON会員登録」「ポイントチャージ」が利用できるが、ウォレットアプリはいずれも非対応となる。

一部対象外のカード／サービス

　Apple PayのWAONでは、一部対象外のカードやサービスがある。

　JMB WAONやクレジット一体型WAONでは、新規発行や取り込みができない。また、地域ポイントサービスなどサービス提供事業者のサービスは未対応と案内している。

　新規発行はできないが、カードの取り込みに対応しているのは「ゆうゆうワオン」（65歳以上対象）と「G.G WAON」（55歳以上対象）の2種類。

　新規発行する際は、全国の「イオン」「マックスバリュ」店頭で、年齢確認書類を提示の上300円でカードを購入し、取り込むことで利用できる。

1万円以上のチャージで500ポイント進呈

　Apple PayのWAONで1万円以上チャージすると、500円分のポイントが先着10万人に付与されるキャンペーンが実施されている。期間は11月4日23時59分まで。

　ポイント付与は、Apple PayのWAONを新規発行または取り込んだ上で、キャンペーンサイトから応募し、合計1万円以上チャージしたユーザーが対象。

　サイトからの応募は、先着10万人まで。応募は1つのメールアドレスにつき、1つのWAONまで応募できる。応募に必要なWAON番号は、WAONアプリまたはウォレットアプリで確認できる。

　チャージ金額は、現金チャージとクレジットチャージ、オートチャージでチャージした分がカウントされる。銀行口座チャージやポイントチャージは対象外。