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Zepp Health、Amazfitブランドのスマートウォッチ3モデルを10月12日から国内向けに発売

今回、国内向けに発売される「GTS 3」(左)、「GTR 3」(左から2つめ)、「GTR 3 Pro」(右の2つ)の本体とパッケージ

 Zepp Healthは新ブランド戦略発表会を開催し、日本市場向けにAmazfit(アマズフィット)ブランドのスマートウォッチ「GTR 3 Pro」「GTR 3」「GTS 3」の3モデルを10月12日から発売すると発表した。

 価格は「GTR 3 Pro」が3万9800円、「GTR 3」が3万4800円、「GTS 3」が2万8800円。ヨドバシカメラほか、大手家電量販店及び時計専門店などで販売される。

「GTR 3」「GTS 3」「GTR 3 Pro」の3モデルの価格。10月12日から販売が開始されている

 今回発表されたAmazfitブランドのスマートウォッチ「GTR 3」「GTS 3」「GTR 3 Pro」には、独自開発のウェアラブルOS「Zepp OS」が搭載され、健康やフィットネス、ライフスタイルをサポートする機能を備える。Android 7.0以上のスマートフォン、iOS 12以上のiPhoneに対応し、Google FitやApple Healthと連携することで、ヘルスケアデータを同期することが可能。「Strava」「Runkeeper」「Training Peaks」といった有名なスポーツアプリとのデータ同期や共有機能も備える。

Amazfit GTR 3 Pro

 「GTR 3 Pro」は直径約46mm、厚さ10.7mmのアルミニウム製ケースを採用したスマートウォッチ。重量はレザーストラップ付きが43g、フッ素樹脂製ストラップ付きが57g。1.45インチ/331ppiのAMOLED Ultra HDディスプレイは480×480ドットの表示が可能で、本体前面の70.6%が画面を占める。最大輝度は1000nitと明るく、太陽光の下でも十分な視認性を確保する。

アルミニウム製ケースを採用した最上位モデルのAmazfit GTR 3 Pro
1.45インチのUltra HD AMOLEDディスプレイを搭載

 ケースに備えられた竜頭を操作することで、各メニューを簡単に操作できる。5気圧の防水に対応。カラーバリエーションはBrown LeatherとInfinite Blackの2色がラインアップされる。ストラップ幅は22mmで、Brown Leatherにはレザーストラップ、Infinite Blackにはフッ素樹脂製ストラップがセットされた状態で出荷される。

 本体には450mAhのバッテリーが内蔵され、通常利用で12日間、ヘビーユースで6日間の利用が可能。GPSの連続利用時で35時間、バッテリーセーブモード時は30日間の利用ができる。

 150種類以上のウォッチフェイスが標準で搭載され、AMOLEDの特長を活かした常時表示にも対応する。23種類のカスタマイズ可能なモジュール式ダイヤルが用意されるほか、15種類のアニメーション対応のウォッチフェイスも利用できる。

 健康管理の機能としては、ワンタップで心拍数、血中酸素濃度、ストレスレベル、呼吸数を役45秒で計測できる。血中酸素濃度は15秒の高速測定も可能で、24時間のモニタリングや低血中酸素時の警告にも対応する。心拍数は1日中の計測が可能で、ワークアウト時の心拍数を設定したり、高心拍数時の警告も可能。ランニングやワークアウト時に加え、水泳中の心拍数の計測にも対応する。スマートウォッチでの日常的な運動量の指標となる「PAI」(Personal Activity Intelligence)にも対応し、さまざまな活動のデータを総合したPAIスコアを表示する。

血中酸素濃度を測定し、低下時には警告が表示される
睡眠の質や睡眠時の呼吸を記録。昼寝にも対応
150種類のスポーツモードを搭載。主要な8種類は自動的に運動を検出
GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS(みちびき)の衛星ナビゲーションに対応

 睡眠時の詳細なモニタリングも可能で、睡眠や呼吸の質を計測できる。日常のストレスレベルを計測することにより、高ストレス時の警告や呼吸法、エクササイズを促すこともできる。女性特有の健康管理機能も備え、月経周期のトラッキング、リマインダーなどにも対応する。

 運動については150種類のスポーツモードを備え、ランニングやスイミング、バイク(自転車)、スキーなどのほか、eスポーツでの活動にも対応する。屋外乱人GYやウォーキング、スイミング、ローイングマシンなど、主要な8種類の運動については自動的に運動を認識し、計測を開始することが可能。最大酸素摂取量の計測によるトレーニング効果の測定もできる。屋外での移動については、GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS(みちびき)の衛星ナビゲーションに対応し、ルートを正確にトラッキングすることが可能。バーチャルペーサーを利用することで、過去の自分が記録したデータと競いながら、ランニングをすることもできる。

 スマートフォンとBluetoothで接続時は、音声アシスタントとして、Alexaが利用可能で、さまざまな情報を得ることが可能。オフライン時も音声アシスタントして、各機能を起動でき、健康データを参照することも可能。スマートフォンと連携し、音声通話を利用することも可能で、着信への応答だけでなく、発信にも対応する。音楽再生に対応し、スマートウォッチ内の2.3GBのストレージに音楽を保存しておくことができる。

Amazfit GTR 3

アルミニウム製ケースを採用したAmazfit GTR 3

 「GTR 3」は直径45.8mm、厚さ10.8mmのアルミニウム製ケースを採用したスマートウォッチ。重量はストラップ込みで49g。1.69インチ/326ppiのAMOLEDディスプレイは454×454ドット表示が可能で、本体前面の66%が画面を占める。最大輝度は1000nitと明るい。

 ケースに備えられた竜頭を操作することで、各メニューを簡単に操作できる。5気圧の防水に対応。カラーバリエーションはThunder BlackとMoonlight Grayがラインアップされる。ストラップ幅は22mmで、シリコン製ストラップが装着されている。

 本体には450mAhのバッテリーが内蔵され、通常利用で21日間、ヘビーユースで10日間の利用が可能。GPSの連続利用時で35時間、バッテリーセーブモード時は35日間の利用ができる。ウォッチフェイスは標準で100種類が用意され、常時表示にも対応する。編集可能なモジュール式ダイヤルは8種類、アニメーション対応ウォッチフェイスも15種類が用意される。

カラーバリエーションはThunder BlackとMoonlight Grayをラインアップ
450mAhのバッテリーを内蔵し、通常で21日間、ヘビーユースでも10日間の利用が可能。バッテリーセーバーモードでは35日間も動作する

 健康管理機能はGTR 3 Pro同様、ワンタップで心拍数、血中酸素濃度、ストレスレベル、呼吸数の計測が可能で、最短45秒で計測を完了する。血中酸素濃度は15秒の高速測定も可能で、心拍数も日常生活からワークアウト中まで、24時間の計測が可能。いずれも低血中酸素時や高心拍数時の警告に対応する。PAIにも対応し、さまざまな活動データからPAIスコアを表示することができる。

 睡眠やストレスレベルのモニタリングにも対応し、睡眠の質や睡眠時の呼吸を確認したり、高ストレスレベル時の警告を受け取ることができる。女性特有の健康管理機能にも対応する。

 スポーツモードはGTR 3 Pro同様、150種類以上の運動に対応し、主要な8種類の運動については自動的に検出し、計測を開始できる。衛星による位置情報の測位はGPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS(みちびき)の衛星ナビゲーションに対応し、ルートを正確にトラッキングすることが可能。バーチャルペーサーでは過去の自分が記録したデータと競いながら、ランニングをすることができる。

 スマートフォンとBluetoothで接続時は、音声アシスタントとして、Alexaが利用可能で、さまざまな情報を得ることが可能。オフライン時も音声アシスタントして、各機能を起動でき、健康データを参照することも可能。GTR 3 Proに搭載されている音楽ストレージやBluetooth通話、Wi-Fiなどの機能は搭載されていない。

Amazfit GTS 3

 「GTS 3」は42.4mm×36mm、厚さ10.8mmのアルミニウムと樹脂パーツを組み合わせたスクエアデザインのケースを採用したスマートウォッチ。

スクエアなケースを採用したAmazfit GTS 3

 重量はストラップ込みで39gと軽量。1.75インチ/341ppiのAMOLEDディスプレイは390×450ドット表示が可能で、本体前面の72.4%が画面を占める。最大輝度は1000nitと明るい。ケースに備えられた竜頭を操作することで、各メニューを簡単に操作できる。5気圧の防水に対応。カラーバリエーションはGraphite Black、Terra Rossa、Ivory Whiteがラインアップされる。ストラップ幅は20mmで、シリコン製ストラップが装着されている。

 本体には250mAhのバッテリーが内蔵され、通常利用で12日間、ヘビーユースで6日間、バッテリーセーブモード時は20日間の利用が可能。GPSの連続利用時でも35時間、動作する。ウォッチフェイスは標準で100種類が用意され、常時表示にも対応する。編集可能なモジュール式ダイヤルは12種類、アニメーション対応ウォッチフェイスも15種類が用意される。

 健康管理機能はGTR 3 Pro同様、ワンタップで心拍数、血中酸素濃度、ストレスレベル、呼吸数の計測が可能で、最短45秒で計測を完了する。血中酸素濃度は15秒の高速測定も可能で、心拍数は日常生活からワークアウト中まで、24時間の計測が可能。いずれも低血中酸素時や高心拍数時に警告が表示される。PAIスコアの表示にも対応する。睡眠やストレスレベルのモニタリングにも対応し、睡眠の質や睡眠時の呼吸を確認したり、高ストレスレベル時の警告を受け取ることができる。女性特有の健康管理機能にも対応する。

 スポーツモードは150種類以上の運動に主要な8種類の運動については自動的に検出し、計測を開始できる。衛星による位置情報の測位はGPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS(みちびき)の衛星ナビゲーションに対応し、ルートを正確にトラッキングすることが可能。

 スマートフォンとBluetoothで接続時は、音声アシスタントとして、Alexaが利用でき、アラームの設定や質問、翻訳の取得などができる。オフライン時はスポーツモードの起動や健康データの参照などが音声で指示できる。GTR 3 Proに搭載されている音楽ストレージやBluetooth通話、Wi-Fiなどの機能は搭載されていない。

90以上の国と地域に展開するAmazfit

 Amazfitは中国のZepp Healthが世界90以上の国と地域にウェアラブル製品などを展開するブランドで、2016年の創業以来、1300万台を超える製品を全世界に出荷している。

Amazfit製品は世界各国でベスト5に入るシェアを獲得している

 スペインやロシア、イタリア、ポーランド、ドイツなどの欧州、インドネシアやインド、タイなどのアジア、ブラジルなど、世界各国でトップ5のシェアを獲得し、なかでも若い世代を中心に受け入れられているブランドとされる。

 Amazfitブランドの製品としては、スマートウォッチやスマートバンドをはじめ、イヤホン、フィットネスギアなどがラインアップされている。日本向けにもスマートフォンを展開するシャオミにも戦略的パートナーとして、技術やサービスを供与しており、シャオミが販売する「Mi Band」シリーズの製造も請け負っている。今回の発表では日本国内正規代理店として、株式会社アースリボーンからAmazfitブランドの製品がプレゼンテーションされた。

Zepp Health Corporation 東アジアディレクターのJan Chan氏は新ブランド発表に合わせ、ビデオメッセージを寄せた
Zepp Health Corporation マーケティングマネージャーのDonny Tang氏はZoomによるビデオ会議で参加し、質疑応答などにも応えた
発表された3製品の詳細を説明した日本国内正規代理店 アースリボーンの島田一氏
Amazfit GTR 3&GTS 3シリーズを国内向けに発売
Amazfit製品を扱う世界各国の販売チャネル。国内ではヨドバシカメラ、ヤマダ電機、ビックカメラ、カインズホーム、東急ハンズ、スーパースポーツゼビオなどの名前が挙げられている
Amazfitブランドの製品には、スマートウォッチやスマートバンド以外に、イヤホン、フィットネスギア、アクセサリーなどもラインアップされている