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温泉でハッカソン「SPAJAM2021」、第4回予選大会が開催

 モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、アプリクリエイター競技会「SPAJAM2021」の第4回予選大会を10月9日、10日にバーチャルハッカソンで開催した。

 第4回予選大会のテーマは「やさしい」。このテーマをもとに約24時間でアプリを開発するハッカソンを実施した。

 最優秀賞を勝ち取り本戦出場を決めたのは「Chuck Check」を開発したチーム「やっぱりふじさんのぼりたい」。

最優秀賞チーム「やっぱりふじさんのぼりたい」
チームメンバー:山田 理、中岡 黎、宮地 篤士、吉川 莉央、石丸 大稀

 「Chuck Check」は、「社会の窓の閉め忘れ」を教えてくれるアプリ。トイレが終わった時のチャックの音を検知し、閉め忘れた際は「チャックを閉め忘れています」と通知する。

開発アプリ「Chuck Check」

 水とチャックの音を独自に収集し、Create MLを使用して学習モデルを構築。そして、Core MLを用いて音声での判定を可能にした。

 テーマに対してのユニークなアイデアだけでなく、音声判定の精度の高さや、解析をクライアントのみで完結させるプライバシーへの配慮など、高度な実装力も高く評価され最優秀賞を獲得した。

 優秀賞チームとなったのは、「ピコピコましまし(開発アプリ:Joggify、代表:濱口 眞佐志)」と「おでん(開発アプリ:happot、代表:土岐 海人)」、「オフロ GAMES(開発アプリ:-共感日記- QUMITORU、代表:安樂 清禎)」の3チーム。

 なお、本選大会は11月20日~21日に実施される。各予選での最優秀賞5チームと、全予選の優秀賞チームから選考された2~3チームが本選に出場する。

SPAJAM2021 第4回予選大会 概要
日程2021年10月9日~10日
大会形式バーチャルハッカソン
参加チーム11チーム(50名)
テーマやさしい
審査員三淵 啓自氏 デジタルハリウッド大学大学院 デジタルコンテンツ研究科 専任教授
カネコ ユキ氏 株式会社メディアドゥ アートディレクター/UIUX デザイナー SPAJAM2016 優勝者
玉木 英嗣氏 LINE 株式会社 Software Engineer SPAJAM2018 優勝者
神武 里奈氏 株式会社マンガボックス エンジニア SPAJAM2020 優勝者
出場チーム(開発アプリ)新 ZMAP(急ぎん着)
ピコピコましまし(Joggify)
おでん(happot)
だるま食べたい(俺のアンケートがこんなに答えられるわけがない)
オフロ GAMES(-共感日記- QUMITORU)
ミロルとゆかいな仲間達(ミロルの宝探し)
やっぱりふじさんのぼりたい(Chuck Check)
トドロキのオドロキ(やさ男 100%)
温泉 Lovers(Positable)
Agitator(Mergent)
ダイオウグソクムシ研究所(音 TIME)
SPAJAM2021の様子