ニュース

空いているバスに乗ったらdポイントプレゼント、ドコモと東急バスが実証実験

 NTTドコモと東急バスは、実証実験として混雑を避けてバスに乗車できるアプリ「バス快適乗車案内」の提供を開始した。AndroidとiOSに対応する。期間は12月23日まで。

 バス停で乗車を見送ると混雑度の低い「おすすめバス」がすぐに来る場合、プッシュ通知でユーザーに通知する。通知に従って混雑するバスを避けて乗車するとdポイント(期間・用途限定)がプレゼントされる。

 このほか、東急バスのリアルタイム運行情報によりバス停への接近情報やバス車内の混雑情報をリアルタイムに把握できる。

 提供エリアは東急バスの一部路線で渋谷駅、目黒駅、たまプラーザ駅、あざみ野駅発着の便。

提供エリア
発着地路線
渋谷駅渋 05・11・12・21・22・23・24・31・32・41・51・55・82
目黒駅黒 01・02・06・07・09・東 98
たまプラーザ駅た 26・31・41・51・63・71・柿 01
あざみ野駅あ 24・27・28・29・新 23

 アプリダウンロード後、「おすすめバス案内あり」と記載されている対象のバス停を登録しておく必要がある。プレゼントのdポイントは、進呈条件を満たした翌月末までに、あらかじめアプリと連携しておいたdアカウントに付与される。

 ポイントの有効期限は6カ月間。エントリーは必要ない。

 ドコモが実用化を検討中の行動経済学「ナッジ」を取り入れたメッセージ配信で、ユーザーの行動を変えるきっかけとしての効果を検証する。3月に実施したバス停のサイネージにメッセージを表示して混雑緩和を試みる実証実験に対して、一人ひとりの状況やバスの混雑度に合わせてメッセージを遅れるため、より高い混雑緩和効果が期待できるとしている。

 今後、車内混雑が予測される時間帯には周辺施設への来店を促すメッセージの配信も計画されているという。