ニュース

グーグル、「Google Meet」デバイスの「Series One Desk 27」「Series One Board 65」発表、スマホ向けサードパーティ製品も

 米グーグルは、「Google Meet」向けデバイスとして、ディスプレイ一体型の「Series One Desk 27(シリーズワン デスク 27)」と、65インチディスプレイの「Series One Board 65(シリーズワン ボード 65)」を発表した。法人向けの製品と位置づけられており、どちらもインタラクティブディスプレイを手掛けるAvocor(アボコー)社製で、近日登場するという。

 どちらもGoogle Edge TPU(Tensor Processing Unit)を内蔵し、音声での操作などに対応。デジタルホワイトボードアプリの「Jamboard」が内蔵されており、同じ部屋にいる人と、リモートで離れた場所にいる同僚とスムーズに会議できる。

 Google Meet専用ではなく、ノートパソコンとUSB-Cで接続して、ノートパソコン側で好みのビデオ会議アプリを起動して使うこともできる。

 「Series One Desk 27」は、27インチディスプレイのオールインワンタイプで、タッチスクリーンを採用する卓上デバイス。USB-Cケーブルでパソコンと繋いで、外部ディスプレイとして使うこともできる。

 500万画素カメラをカメラを内蔵し、パン・チルト・ズーム効果が自動的に適用され、ユーザーの顔を常にフレームのなかに収めてくれる。人の声を増幅し、邪魔な音を排除してくれるという年末に発売される。

 もう一方の「Series One Board 65」は、65インチ4Kディスプレイのビデオ会議デバイス。壁掛けで利用できるほか、オプションのスタンドを用いて会議室などの空間での利用が想定されている。小規模な共有スペース、あるいはユーザーの机の上での利用が想定されている。こちらは2022年第1四半期に発売される。

 両製品のWebサイトからは配送先の地域を選択できるが、そのなかに日本は含まれていない。

サードパーティデバイス

 米Appcessori(アプセソリ)社によるスマートフォン対応のスピーカードック「Rayz Rally Pro」も発表された。Android、iOS対応で、Google Meetを自動的に起動し、スマートフォンでビデオ会議する際の、音響環境を改善する。こちらは 「Google Meet」のためのサードパーティ製周辺機器を認定するプログラム「Designed for Google Meet」の最初の製品という。

左はロジテックの「Rally Bar」シリーズのGoogle Meetプログラム認定製品、右が新製品の「Rayz Rally Pro」